痛風・高尿酸血症

足の親指の付け根が突然赤く腫れて、激しく痛む——それは痛風発作かもしれません。
痛風は尿酸値が高い状態が続くことで起こる疾患で、発作を繰り返すうちに関節や腎臓にダメージが蓄積されていきます。
「発作が治まったからいいや」ではなく、尿酸値のコントロールが長期的な健康を守ることにつながります。

十条駅ハル内科・皮フ科|整形外科|痛風・高尿酸血症

足の親指の付け根が突然赤く腫れて、激しく痛む——それは痛風発作かもしれません。
痛風は尿酸値が高い状態が続くことで起こる疾患で、発作を繰り返すうちに関節や腎臓にダメージが蓄積されていきます。
「発作が治まったからいいや」ではなく、尿酸値のコントロールが長期的な健康を守ることにつながります。

  • 血液検査で尿酸値を確認。原因と状態を丁寧に説明します
  • 発作期の痛みを和らげる治療から、再発予防のための尿酸降下療法まで対応
  • 食事・生活習慣のアドバイスも合わせて行います
  • 予約なし・当日受診OK | 毎日9〜21時診療

👉 予約なしでの当日受診も可能です。まずはお気軽にご相談ください。

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痛風とはどんな病気か

痛風は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続くことで、尿酸が結晶化して関節に沈着し、激しい炎症を起こす疾患です。「風が当たっても痛い」という表現がそのまま病名の由来になっています。

尿酸はプリン体という物質が体内で分解されるときに生成される老廃物で、通常は尿や便として排泄されます。しかし、プリン体の摂りすぎ・尿酸の排泄低下・アルコールの過剰摂取などによって尿酸が血液中に蓄積されると、関節の中で結晶(尿酸塩結晶)になって沈着します。この結晶を白血球が異物と認識して攻撃することで、急激な炎症と激痛が起きます。これが「痛風発作」です。

痛風は中高年の男性に多い疾患ですが、近年は若い世代や女性にも増えています。発作が起きたときだけ治療して尿酸値の管理をしないでいると、発作を繰り返すたびに関節が破壊されたり、腎臓に負担がかかり続けたりします。発作が「治った」ように見えても、尿酸値が高いままである限りリスクは続きます。

⚠️ こんな場合は早めに受診してください

  • 足の親指の付け根が突然激しく痛み、赤く腫れてきた
  • 足首・膝・手首など関節が急に腫れて熱を持っている
  • 健診で尿酸値が高いと指摘されたが、まだ受診していない
  • 以前に痛風発作を起こしたことがあり、また同じ症状が出てきた
  • 痛み止めを飲んでも痛みが続いている
  • 腎臓の機能低下・尿路結石を指摘されたことがある

痛風発作の特徴と経過

痛風発作は予告なく突然始まるのが特徴です。就寝中や早朝に発症することが多く、前日まで何ともなかったのに朝起きたら歩けないほど足が痛むというパターンがよくあります。

発作の経過

時期 症状・状態
発作直前(前兆期) 発作部位がムズムズする・軽い違和感がある方もいる。前兆がなく突然始まることも多い
発作開始〜24時間 急激に痛みが強くなる。関節が赤く腫れ、熱を持つ。触れるだけで激痛が走る
2〜3日 痛みがピークに達する。歩行困難・日常生活への支障が大きい
1〜2週間 徐々に痛みが引いていく。治療なしでも自然に軽快することが多い
発作後(間歇期) 症状がなくなり普通に生活できる。しかし尿酸値が高いままだと次の発作が起きやすい

発作が治まると「もう大丈夫」と感じてしまいがちですが、この間歇期こそ尿酸値を下げる治療を始める重要なタイミングです。発作を繰り返すほど間隔が短くなり、複数の関節に同時に起きるようになることがあります。

痛風が起きやすい部位

部位 頻度・特徴
足の親指の付け根(第一中足趾節関節) 最も多い(全体の約70%)。痛風の典型的な発症部位
足首 2番目に多い。足首全体が腫れることがある
膝に水が溜まることもある。大きな関節への発症は中年以降に増える
足の甲・かかと 歩くたびに痛みが走るため、歩行困難になりやすい
手首・指・肘 病期が進むにつれ上肢にも起きやすくなる
耳介(耳のふち) 慢性痛風で尿酸塩結晶の塊(痛風結節)ができることがある

高尿酸血症・痛風のリスク因子

以下に当てはまる項目が多い方は、尿酸値が高くなりやすい傾向があります。

  • 食事の習慣:プリン体の多い食品(レバー・魚卵・白子・干物・えび・かつお)を多く摂る
  • 飲酒:ビール・日本酒・焼酎など、特にビールはプリン体を多く含む。アルコール全般が尿酸値を上げやすい
  • 肥満:体重が増えると尿酸の産生が増え、排泄が落ちやすい
  • 激しい運動:筋肉の分解によってプリン体が産生される。無酸素運動・激しいトレーニングで尿酸値が一時的に上がる
  • 水分不足:尿量が少ないと尿酸が排泄されにくくなる
  • 利尿薬・一部の降圧薬:薬の影響で尿酸値が上がることがある
  • 遺伝的な体質:尿酸の産生過剰・排泄低下は体質(遺伝)が関係することがある
  • 腎機能の低下:腎臓から尿酸が排泄されにくくなる

痛風と合併しやすい疾患

高尿酸血症・痛風は単独で起きるだけでなく、以下の疾患と合併しやすいことが知られています。これらの疾患がある方は、尿酸値の管理と合わせて総合的な管理が重要です。

  • 高血圧
  • 脂質異常症(高コレステロール・高中性脂肪)
  • 糖尿病・インスリン抵抗性
  • 慢性腎臓病(CKD)
  • 尿路結石(腎結石):尿酸が腎臓・尿管に結晶として沈着する
  • 心血管疾患(狭心症・心筋梗塞)
  • メタボリックシンドローム

痛風を「足の痛みだけの病気」と思うのは危険です。高尿酸血症が長年続くことで腎臓にじわじわとダメージが蓄積され、慢性腎臓病・尿路結石のリスクが高まります。体全体への影響を見越した管理が必要です。

痛風と間違えやすい疾患

関節が急に赤く腫れて痛む症状は、痛風以外の疾患でも起こります。似た症状の疾患との見分けが重要で、血液検査・レントゲン検査などで鑑別します。

疾患 痛風との違い・特徴
偽痛風(ピロリン酸カルシウム沈着症) カルシウム結晶による関節炎。膝・手首・肩に多い。高齢者に多い。尿酸値は正常
化膿性関節炎 細菌感染による関節炎。発熱・全身倦怠感を伴う。緊急治療が必要。血液検査で強い炎症反応
関節リウマチ 複数の関節に左右対称に起こる。朝のこわばりが特徴。慢性的な経過。血液検査でリウマチ因子・抗CCP抗体を確認
蜂窩織炎(ほうかしきえん) 皮膚・皮下組織の細菌感染。関節ではなく皮膚全体が赤く腫れる。発熱を伴うことが多い
捻挫・打撲 外傷の既往がある。痛風のような突然の発症は少ない

当院での検査・治療

検査

検査 目的・内容
血液検査(尿酸値) 高尿酸血症の確認。7.0mg/dL超が高尿酸血症の基準。発作中は正常値になることがある
血液検査(炎症反応・腎機能・脂質・血糖) CRP・白血球数で炎症の程度を確認。腎機能(クレアチニン・eGFR)・コレステロール・血糖など合併疾患の評価
尿検査(尿中尿酸・尿pH) 尿酸の排泄状態・尿路結石のリスク評価
レントゲン検査 関節破壊の程度・痛風結節・石灰化の確認

血液検査の結果は、17時までの受診であれば最短翌日にお伝えできます。「発作が治まったけど尿酸値を調べたい」「健診で引っかかったが受診していなかった」という方もお気軽にご相談ください。

治療

発作期(痛みが強いとき)の治療

発作が起きているときは、まず痛みと炎症を抑えることが最優先です。

  • NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬):ロキソプロフェン・インドメタシンなど。発作早期に大量投与することで症状を早く抑えられます
  • コルヒチン:発作の予兆や初期に使うと特に効果的。発作を抑える作用があります
  • ステロイド薬:NSAIDsが使いにくい場合(腎機能低下・消化管疾患など)に使用します

発作中に尿酸降下薬を急に始めたり、急に止めたりすると発作が悪化・再燃することがあるため、発作期の薬の調整は医師の指示のもとで行うことが重要です。

発作後・間歇期の治療(尿酸値を下げる)

発作が落ち着いたあとは、再発予防のために尿酸値を下げる治療を始めます。目標は尿酸値を6.0mg/dL以下に維持することです。

  • 尿酸生成抑制薬(アロプリノール・フェブキソスタット):体内での尿酸の産生を抑える薬
  • 尿酸排泄促進薬(ベンズブロマロン):腎臓からの尿酸の排泄を増やす薬。尿酸排泄低下型の方に使います

尿酸降下薬は基本的に長期間(多くは生涯)服用が必要です。「発作が起きなくなったから薬をやめた」という方が再発するケースが非常に多いため、自己判断での中止はしないことが大切です。

生活習慣の改善

薬の治療と並行して、生活習慣を整えることが尿酸値のコントロールに欠かせません。

項目 内容
食事 プリン体の多い食品(レバー・魚卵・白子・干物)を控えめにする。野菜・乳製品は尿酸値を下げやすい
飲酒 アルコール全般が尿酸値を上げる。特にビールはプリン体も多いため注意。休肝日を設ける
水分補給 1日2リットル以上の水分を摂り、尿酸の排泄を促す。水・麦茶が望ましい。清涼飲料水(果糖)は避ける
体重管理 肥満は高尿酸血症のリスクを高める。急激なダイエットは逆に尿酸値を上げるため、無理のない減量を
運動 ウォーキングなどの有酸素運動は尿酸値改善に有効。激しい無酸素運動(短距離走・重量挙げ)は一時的に尿酸値を上げる

受診の流れ

  1. WEB予約、または直接来院
    発作中で歩くのがつらい場合はお電話でご連絡ください。スムーズにご案内できるよう対応します。
  2. 受付・問診票の記入
    いつから・どこが・どのように痛むか、過去の発作歴、飲酒・食生活の習慣、健診での尿酸値の指摘歴などをご記入ください。
  3. 医師による診察
    患部の視診・触診を行い、必要な検査を判断します。
  4. 血液検査・尿検査・レントゲン
    尿酸値・炎症反応・腎機能などを確認します。血液検査の結果は最短翌日にお伝えします。
  5. 診断・処方・生活指導
    発作期か間歇期かによって治療方針が変わります。薬の処方とともに、食事・飲酒・運動についてのアドバイスをお伝えします。
  6. お会計・帰宅
    次回受診の目安・日常生活での注意事項をご説明します。継続管理が必要な場合は定期受診をご案内します。

よくあるご質問

発作が治まりました。もう受診しなくていいですか?
発作が治まっても、尿酸値が高いままなら次の発作は時間の問題です。発作が落ち着いた後が、尿酸値を下げる治療を始める最適なタイミングです。「治ったから大丈夫」は痛風では通用しません。

尿酸値が高いと言われましたが、症状はありません。治療は必要ですか?
尿酸値が8.0mg/dL以上で、高血圧・腎機能低下・尿路結石などのリスク因子がある場合は、症状がなくても薬物療法の対象になることがあります。まずは受診して状態を確認することをおすすめします。

ビールをやめれば薬を飲まなくていいですか?
食事・飲酒の改善だけで尿酸値が正常化する方もいますが、体質的に尿酸の産生が多い・排泄が少ない方は生活習慣の改善だけでは不十分なことがあります。血液検査で経過を見ながら判断します。

痛風の薬は一生飲み続けないといけませんか?
多くの場合、尿酸降下薬は長期服用が必要です。ただし、生活習慣の改善で尿酸値が安定して正常範囲に入れば、医師の判断で減薬・中止を検討することもあります。自己判断での中止は発作再燃につながるため、必ず相談の上で行ってください。

痛風発作中に温めたほうがいいですか?冷やしたほうがいいですか?
発作中は患部を冷やすことで炎症と痛みを和らげることができます。温めると血流が増えて炎症が悪化することがあるため、急性期は冷やすほうが適切です。ただし、冷やしすぎると尿酸結晶がさらに沈着しやすくなるため、長時間の冷却は避けてください。

痛風と腎臓病は関係ありますか?
密接に関係しています。尿酸が腎臓に沈着することで慢性腎臓病が進行しやすくなり、逆に腎機能が低下すると尿酸が排泄されにくくなるという悪循環があります。痛風のある方は定期的に腎機能も確認することが重要です。

診療時間・アクセス

項目 内容
クリニック名 十条駅ハル内科・皮フ科クリニック
診察時間 月曜日〜日曜日 9:00〜21:00
休診日 なし(不定休)
所在地 〒114-0034 東京都北区上十条2-27-1 J&MALL 1階
電車・徒歩でお越しの方 JR埼京線「十条駅」から徒歩約1〜2分、J&MALL(ジェイトモール)1階
バスでお越しの方 国際興業バス「十条駅」バス停のすぐ目の前
お車でお越しの方 近隣のコインパーキングをご利用ください
お問い合わせ TEL: 03-6698-2509 / 公式LINE: https://lin.ee/DRxcelo

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