内科

咳が続く(咳・痰)

「かぜが治ったのに咳だけが続いている」「夜になると咳がひどくなる」 「痰が絡んでスッキリしない」—— 長引く咳の原因は、かぜ後の咳だけでなく 喘息・咳喘息・COPD・後鼻漏・逆流性食道炎・肺炎・結核 など多岐にわたります。

  • 長引く咳の原因を問診・聴診・血液検査・胸部X線で丁寧に精査
  • 喘息・咳喘息・COPD・後鼻漏・逆流性食道炎など幅広く対応
  • 解熱剤・抗生剤・点滴など症状に合わせた治療
  • 予約なし・当日受診OK | 毎日9〜21時診療
毎朝9時から診療を行っています
毎朝9時から診療を行っています
駅から徒歩1分
駅から徒歩1分
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
女性の医師・スタッフ在籍
女性の医師・スタッフ在籍
現金・キャッシュレス決済どちらも可
現金・キャッシュレス決済どちらも可

長引く咳・痰について

「かぜが治ったのに咳だけが続いている」「夜になると咳がひどくなる」「痰が絡んでスッキリしない」——そんなお悩みはありませんか?長引く咳の原因はかぜ後の咳だけでなく、喘息・咳喘息・COPD・後鼻漏・逆流性食道炎・肺炎・結核など多岐にわたります。

当院では問診・聴診・血液検査・胸部X線で原因を丁寧に精査し、症状に合わせた治療を行います。

咳の期間で原因が変わる

咳は持続期間により急性咳嗽(3週間未満)・遷延性咳嗽(3〜8週間)・慢性咳嗽(8週間以上)に分類されます。期間が長くなるほど感染以外の原因(喘息・逆流性食道炎・薬剤性)が占める割合が増えます。

咳の期間別・主な原因

急性咳嗽(3週間未満)

疾患 特徴
かぜ症候群・感冒 鼻水・のど痛・微熱を伴う、1〜2週で軽快
インフルエンザ 突然の高熱・全身倦怠感
新型コロナウイルス感染症 発熱・のど痛・味覚障害
急性気管支炎 咳・痰、発熱は軽度
急性副鼻腔炎 黄緑色の鼻水・頬の痛み・後鼻漏
肺炎 発熱・呼吸困難・胸痛・黄色〜緑色の痰
気管支喘息発作 ヒューヒュー・ゼーゼーの喘鳴・呼吸困難

遷延性・慢性咳嗽(3週以上)

疾患 特徴
咳喘息 感冒後の長引く咳、喘鳴なし、気管支拡張薬が効く
アトピー咳嗽 乾性咳嗽、抗ヒスタミン薬が効く
気管支喘息 喘鳴・夜間/早朝の咳・アレルゲン悪化
後鼻漏症候群 アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎からの分泌物
胃食道逆流症(GERD) 胸やけ・ゲップ、食後・就寝時に咳
COPD(慢性閉塞性肺疾患) 喫煙歴・労作時呼吸困難・痰
肺結核 2週間以上続く咳・微熱・体重減少
気管支拡張症 多量の痰・反復する感染
薬剤性咳嗽 ACE阻害薬(降圧薬)の副作用
心不全(心臓喘息) 夜間悪化・下肢浮腫・労作時息切れ
肺がん 血痰・体重減少・喫煙歴
間質性肺炎 乾性咳嗽・労作時呼吸困難

咳の性質で原因を絞る

咳の特徴 疑う疾患
乾いた咳(痰なし) 咳喘息・アトピー咳嗽・間質性肺炎・薬剤性
湿った咳(痰あり) 気管支炎・COPD・気管支拡張症・肺炎
夜間〜早朝に悪化 喘息・後鼻漏・心不全・GERD
食後・就寝時に悪化 GERD(胃食道逆流)
冷気・運動で悪化 喘息・咳喘息
2週間以上続く・微熱伴う 結核を考慮
血痰を伴う 肺がん・結核・気管支拡張症(要精査)
黄緑色の痰 細菌感染(気管支炎・肺炎・副鼻腔炎)

すぐに受診すべき咳のサイン

以下の症状があれば早めに受診を

肺炎・喘息発作・肺塞栓・肺がん・結核など重篤な疾患の可能性があります。

  • 38.5℃以上の高熱を伴う
  • 呼吸が苦しい・息切れがする
  • 胸痛を伴う
  • 血痰が出る
  • 2週間以上の咳+微熱・体重減少(結核疑い)
  • ゼーゼー・ヒューヒューと音がする(喘息発作)
  • 夜間の咳で眠れない
  • 意識がもうろう・唇が紫色
  • 急速に悪化する咳
  • 海外渡航後の咳

咳喘息について

咳喘息は喘鳴を伴わない気管支喘息で、日本で長引く咳の最多原因の一つです。約30%が数年以内に典型的な喘息へ移行するため、早期の診断・治療が重要です。

咳喘息の特徴

  • 8週間以上続く乾いた咳
  • かぜの後・運動後・冷気・タバコの煙などで悪化
  • 夜間・早朝に強い
  • 喘鳴(ヒューヒュー)がない
  • アレルギー体質(花粉症・アトピー等)が多い
  • 気管支拡張薬で咳が軽減するのが診断の決め手

治療

  • 吸入ステロイド:治療の柱(レルベア・アニュイティ・フルティフォーム等)
  • 気管支拡張薬:即効性のある発作治療(サルブタモール・プロカテロール)
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬(モンテルカスト):経口薬
  • 通常3か月以上の継続治療
  • 自己判断で中止すると再燃しやすい

気管支喘息について

気管支喘息は気道の慢性炎症による疾患で、発作的な喘鳴・呼吸困難・咳が特徴です。日本の患者数は約800万人といわれます。

喘息の症状

  • ヒューヒュー・ゼーゼーの喘鳴
  • 発作性の呼吸困難
  • 咳・痰
  • 夜間・早朝の悪化
  • 運動・冷気・アレルゲン・感染・ストレスで誘発

喘息コントロールの目標

  • 昼間の症状がない
  • 夜間に症状で目が覚めない
  • 発作治療薬の使用がない
  • 運動制限がない
  • 呼吸機能が正常

治療

分類 代表薬
吸入ステロイド(ICS) フルティフォーム、レルベア、アニュイティ、アドエア
長時間作用型β2刺激薬(LABA) サルメテロール、ホルモテロール(ICS/LABA合剤が主流)
長時間作用型抗コリン薬(LAMA) チオトロピウム(重症例)
ロイコトリエン受容体拮抗薬 モンテルカスト、プランルカスト
発作時の気管支拡張薬(SABA) サルブタモール(メプチン等)
生物学的製剤 オマリズマブ、メポリズマブ、デュピルマブ(重症・難治例)

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDは喫煙などで肺が慢性的に傷つき、息切れ・慢性の咳痰を起こす進行性疾患です。日本の患者数は500万人以上と推定され、治療を受けている人は一部に留まります。

特徴

  • 40歳以上の喫煙歴がある方が多い
  • 労作時の息切れ(階段・坂道)
  • 慢性の咳と痰
  • 徐々に進行
  • 禁煙しないと進行を止められない

治療

  • 禁煙が最重要(進行を遅らせる唯一の方法)
  • LAMA・LABA吸入薬
  • ICS(気道炎症強い例)
  • 呼吸リハビリテーション
  • インフル・肺炎球菌ワクチン
  • 進行例は在宅酸素療法(HOT)

後鼻漏症候群・副鼻腔炎

鼻水が鼻の奥からのどに流れる(後鼻漏)ことで、のどの違和感・慢性の咳を起こします。長引く咳の原因として意外と多い疾患です。

症状

  • のどに痰が絡む感じ
  • 朝起きたときの痰・咳
  • 咳払いが頻繁
  • 鼻水・鼻づまり
  • 黄緑色の鼻水(細菌性副鼻腔炎)

治療

  • 抗ヒスタミン薬(アレルギー性)
  • 点鼻ステロイド
  • 鼻洗浄
  • 抗生剤(細菌性副鼻腔炎・マクロライド少量長期)
  • 慢性例は耳鼻科へ紹介

胃食道逆流症(GERD)による咳

逆流した胃酸が食道・気道を刺激して慢性の咳を起こします。食後・就寝時に悪化する咳が特徴です。

症状

  • 食後・横になった後の咳
  • 胸やけ・胸の違和感
  • ゲップ・酸っぱい液が上がる
  • のどのつかえ感
  • 声がれ

治療

  • PPI(プロトンポンプ阻害薬):タケキャブ・ネキシウム等
  • 生活指導(食後2時間は横にならない・上体を高く・過食を避ける)
  • 体重減少(肥満の方)

結核の可能性

2週間以上続く咳+微熱・体重減少は結核を疑う

日本は結核中蔓延国で、年間約10,000人の新規患者が出ています。高齢者・免疫低下者・海外渡航歴のある方は特に注意が必要です。早期診断で周囲への感染拡大を防げます。

結核を疑う症状

  • 2週間以上続く咳
  • 痰(時に血痰)
  • 微熱(37℃前後)・寝汗
  • 体重減少・食欲不振
  • 強い倦怠感
  • 家族・周囲に結核患者
  • 免疫抑制状態(ステロイド・抗がん剤)

検査・診断

胸部X線で肺に陰影があれば喀痰検査・T-SPOT検査を行います。結核が確定した場合は保健所届出・結核専門医療機関への紹介となります。

診察・検査

問診のポイント

  • 咳の期間・発症時期・経過
  • 咳の性質(乾性・湿性)
  • 痰の色・量・性状(血痰の有無)
  • 増悪時間帯(夜間・早朝・食後)
  • 誘発因子(冷気・運動・アレルゲン)
  • 喫煙歴・家族の喫煙
  • 既往歴(アレルギー・喘息・COPD・心疾患)
  • 服用中の薬(ACE阻害薬等)
  • 海外渡航歴・結核接触歴

当院でできる検査

検査 目的
聴診 喘鳴・副雑音の評価
SpO₂測定 酸素化の評価
胸部X線 肺炎・肺結核・肺がんの除外
血液検査(血算・CRP・IgE・好酸球) 感染・アレルギーの評価
インフル・コロナ迅速検査 急性上気道感染症
アレルギー検査(View39等) 喘息・アトピー咳嗽の背景評価
ピークフロー測定 気道狭窄の客観評価

紹介が必要なケース

  • スパイロメトリー(呼吸機能検査)・気道可逆性試験
  • 胸部CT・気管支鏡
  • 喀痰細菌培養・抗酸菌検査
  • T-SPOT検査(結核)
  • 重症喘息・COPD・間質性肺炎の管理
  • 肺がん疑い・血痰精査

治療の基本

急性咳嗽(感冒後)

  • 鎮咳薬(デキストロメトルファン・コデイン)
  • 去痰薬(カルボシステイン・アンブロキソール)
  • 抗ヒスタミン薬
  • ウイルス性なら抗生剤は不要
  • 細菌性気管支炎・肺炎には抗生剤

長引く咳の治療

原因 主な治療
咳喘息 吸入ステロイド+気管支拡張薬
アトピー咳嗽 抗ヒスタミン薬
後鼻漏 抗ヒスタミン薬・点鼻ステロイド・鼻洗浄
GERD PPI・生活指導
気管支喘息 ICS/LABA合剤・発作治療
COPD LAMA/LABA・禁煙
薬剤性(ACE阻害薬) 原因薬剤の中止

漢方薬

処方名 向いている咳
麦門冬湯 乾性咳嗽、のどの乾燥感
小青竜湯 水様痰・アレルギー性
柴朴湯 ストレス性咳・のどのつかえ
半夏厚朴湯 のどの違和感
麻杏甘石湯 咳+喘鳴(熱証)

セルフケア

症状緩和

  • 水分を十分にとる(痰の排出促進)
  • 加湿(湿度50〜60%)
  • マスクで保湿+飛沫予防
  • 就寝時は上体を高く(GERD・後鼻漏に有効)
  • のど飴・はちみつで喉を潤す
  • 禁煙(咳の最大悪化要因)
  • 受動喫煙を避ける

環境

  • 空気清浄機(HEPAフィルター)
  • 寝具・カーテンの清潔(ダニ対策)
  • ペット・カビ・ほこりの管理
  • 冷気を直接吸わない

予防接種

  • インフルエンザワクチン(毎年)
  • 肺炎球菌ワクチン(65歳以上・慢性呼吸器疾患)
  • COVID-19ワクチン
  • 百日咳含有ワクチン(成人でも追加接種推奨)

当院の咳診療の特徴

  • 胸部X線による肺炎・結核・肺がんの除外
  • 血液検査(炎症・アレルギー・好酸球)で即日評価
  • インフル・コロナ・溶連菌迅速検査
  • 咳喘息・気管支喘息の吸入ステロイド・合剤治療
  • COPD治療・禁煙指導
  • 後鼻漏・GERDを考慮した総合的アプローチ
  • 薬剤性咳嗽(ACE阻害薬)の見直し
  • 漢方薬も組み合わせた個別化治療
  • 結核疑い・重症喘息・肺がん疑いは専門医療機関へ迅速紹介
  • 予約なし・当日受診OK/毎日9〜21時診療/十条駅徒歩1分

「ただの咳」と思い込まず、原因を知ることから

長引く咳は原因により治療法がまったく異なります。市販の咳止めを飲み続けても根本的な原因が解決せず、慢性化する場合も。一度診察を受けて、自分の咳のタイプを知ることが治療の第一歩です。

Halu.Clinic

十条駅ハル内科・皮フ科クリニック

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FLOW

受診の流れ

  1. 1

    WEB予約、または直接来院

    「咳が続いているだけ」という症状でも受診いただけます。いつから・どんな咳か・何をすると悪化するかをメモしてお持ちいただくと、診察がスムーズになります。

  2. 2

    受付・問診票の記入

    咳の持続期間・痰の有無と性状・悪化するタイミング(夜間・食後・運動後など)・喫煙歴・服用中の薬・アレルギーの有無などをご記入ください。

  3. 3

    医師による診察

    咳の特徴を詳しくお聞きした上で、聴診・SpO₂測定・鼻・のどの視診などを行います。咳の性状・悪化のパターンから原因の見当をつけ、必要な検査をご提案します。

  4. 4

    胸部X線・血液検査など

    肺炎・結核・肺がん・心不全などを除外するために胸部X線を行います。炎症反応・アレルギー・マイコプラズマ抗体などの血液検査も症状に合わせて実施します。

  5. 5

    診断・治療・処方

    原因に応じて、吸入薬(ステロイド・気管支拡張薬)・抗生剤・抗アレルギー薬・胃薬・鎮咳薬・去痰薬などを処方します。診断的治療(試験的投薬)を行うこともあります。

  6. 6

    お会計・帰宅・経過観察

    薬の飲み方・吸入薬の使い方・生活上の注意点をご説明します。専門病院での精査が必要な場合は紹介状を作成します。改善が見られない場合は2〜4週間後の再診をお勧めします。

FAQ

よくあるご質問

Q かぜが治ってから3週間経つのに咳だけが続いています。
A

かぜの後に咳だけが長引く状態を「感染後咳嗽」または「咳喘息」と呼ぶことがあります。かぜの炎症が気道の過敏性を高め、咳が数週間〜数ヶ月続くことがあります。3週間以上続いている場合は受診して原因を調べることをお勧めします。市販の咳止めではなく、吸入薬などによる適切な治療で改善することが多いです。

Q 夜中に咳で目が覚めます。何が原因ですか?
A

夜間〜早朝に悪化する咳の主な原因は、気管支喘息・咳喘息(夜間の気温低下・副交感神経優位による気道収縮)・後鼻漏(横になると鼻水がのどに流れ込む)・逆流性食道炎(就寝中の胃酸逆流)などが挙げられます。原因によって治療が異なりますので、ぜひ受診して確認してください。

Q 痰に血が混じっていました。すぐに受診すべきですか?
A

はい、すぐに受診してください。血痰の原因は気管支炎・肺炎・結核・肺がん・気管支拡張症・心不全など多岐にわたります。量が少なくても放置せず、胸部X線・血液検査などの精査を受けることが重要です。

Q タバコを吸っているのですが、咳・痰が増えてきました。
A

喫煙者で咳・痰が増えてきた場合、慢性気管支炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の可能性があります。COPDは早期発見・早期禁煙で進行を抑えられる病気です。まず胸部X線・血液検査を行い、必要であれば肺機能検査(スパイロメトリー)のできる専門病院へご紹介します。禁煙についてもご相談いただけます。

Q 喘息と診断されたことがありますが、最近咳が増えてきました。
A

喘息のコントロールが不十分になっているサインである可能性があります。吸入薬を正しく使えているか・吸入薬の量や種類が症状に合っているかを見直す必要があるかもしれません。また、感染症・アレルゲン・季節の変化が誘因になっていることもあります。現在の薬の内容を持参の上、受診をお勧めします。

Q 高血圧の薬を飲み始めてから咳が出るようになりました。
A

ACE阻害薬という種類の降圧薬(レニベース・タナトリル・コバシル・ロンゲス・プリビニルなど)は、乾いた咳が副作用として起こることが知られています。日本人は欧米人に比べてこの副作用が出やすいとされています。薬を変更すると咳が改善することが多いため、処方した医師または内科にご相談ください。

Q 子どもの咳が続いていますが、内科でも診てもらえますか?
A

当院は主に15歳以上の方を対象とした内科クリニックです。お子さんの咳が続いている場合は、かかりつけの小児科または耳鼻科への受診をおすすめします。中学生以上で特に困っている場合はご相談ください。

Q 内科と呼吸器科・耳鼻科のどこに受診すればいいですか?
A

「どこに行けばいいかわからない」という場合は、まず内科にご相談いただくのがスムーズです。当院での問診・聴診・胸部X線・血液検査をもとに、呼吸器内科・耳鼻科・消化器科など適切な専門科へのご紹介状を作成します。「ただの咳」と思っていても重要な疾患が隠れていることがあります。