じんましん(蕁麻疹)は、皮膚の一部が突然赤く盛り上がり(膨疹)、強いかゆみを伴い、数分〜数時間以内に跡を残さずに消えるのが最大の特徴です。「出たり消えたりする」「場所が移動する」という症状パターンが、他の皮膚疾患との重要な違いです。
じんましんのメカニズムは、皮膚にある肥満細胞(マスト細胞)からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されることで、血管が拡張し、血漿が周囲の組織に漏れ出して局所的な浮腫(膨疹)とかゆみが起こります。
日本人の約15〜20%が一生のうちに一度はじんましんを経験するとされ、非常に多い疾患です。急性じんましん(6週間以内に治まるもの)と慢性じんましん(6週間以上繰り返すもの)に分類され、それぞれ原因・治療アプローチが異なります。