皮フ科

帯状疱疹

帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルスが体内に潜伏し、 免疫力が低下したときに再活性化して発症する病気です。 発疹が出てから72時間以内に抗ウイルス薬を開始することが、重症化・後遺症の予防に極めて重要です。

  • 抗ウイルス薬(バラシクロビル・アメナメビル等)の処方
  • 帯状疱疹後神経痛(PHN)の予防・治療
  • シングリックス・弱毒生ワクチンによる帯状疱疹の予防接種に対応
  • 予約なし・当日受診OK | 毎日9〜21時診療
毎朝9時から診療を行っています
毎朝9時から診療を行っています
駅から徒歩1分
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レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
女性の医師・スタッフ在籍
女性の医師・スタッフ在籍
現金・キャッシュレス決済どちらも可
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帯状疱疹とは

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、子どもの頃にかかった水ぼうそう(水痘)ウイルスが体内に潜伏し、免疫力が低下したときに再活性化して発症する病気です。日本人の約3人に1人が生涯で一度は発症し、80歳までに約3人に1人が経験するといわれています。

特徴は体の片側だけに、神経の走行に沿って帯状に現れる痛みと発疹。放置すると長引く神経痛(帯状疱疹後神経痛・PHN)に進行することがあり、発疹出現から72時間以内の治療開始が極めて重要です。

早期受診が最大の予防

「ピリピリする痛み」だけの段階でも構いません。発疹が出始めたら遅くとも72時間以内に受診してください。治療開始が早いほど後遺症のリスクを大幅に減らせます

十条駅ハル内科・皮膚科クリニック|帯状疱疹

帯状疱疹の症状と経過

典型的な経過

時期 症状
前駆期(数日〜1週間前) ピリピリ・チクチクする痛み、違和感、かゆみ(発疹はまだなし)
急性期(発疹出現〜1週間) 赤み→水疱→膿疱、痛みが強くなる
痂皮化期(1〜2週間) 水疱が破れてかさぶたになる
治癒期(2〜4週間) かさぶたが剥がれ、色素沈着や瘢痕が残ることも
PHN移行期(1か月以降) 発疹が治った後も痛みが続く(帯状疱疹後神経痛)

発疹の特徴

  • 体の片側のみに出現(正中線を越えない)
  • 神経の走行に沿って帯状に分布
  • 胸部・腹部・背中・顔面・首が好発部位
  • 赤い斑点 → 小水疱 → 膿疱 → かさぶた と変化
  • 水疱は多数の集まりが帯状に連なる

痛みの特徴

  • ピリピリ・ズキズキ・焼けるような痛み
  • 衣服が触れるだけで痛む(アロディニア)
  • 夜間に強くなることが多い
  • 高齢者ほど強く、長引く傾向

発症のきっかけ(免疫低下要因)

  • 加齢(特に50歳以降)
  • 強いストレス・過労
  • 睡眠不足
  • 他の病気(インフルエンザ・がん・手術後)
  • 免疫抑制剤・ステロイド・抗がん剤の使用
  • 糖尿病などの慢性疾患
  • HIV感染などの免疫不全状態
  • 過度なダイエット・栄養不良

見逃してはいけない重症例

以下の症状がある場合は緊急性が高い

これらの部位・症状では視力障害・難聴・麻痺など重篤な後遺症のリスクがあります。即日の受診をお勧めします。

  • 目の周囲・鼻先の発疹(眼部帯状疱疹、視力障害のリスク)
  • 耳の中・顔面の発疹(ラムゼイ・ハント症候群、顔面麻痺・難聴)
  • 発疹が広範囲・両側性(播種性帯状疱疹、免疫不全を疑う)
  • 高熱・激しい頭痛を伴う(髄膜炎・脳炎の合併)
  • 排尿・排便困難を伴う(仙骨神経関与)
  • 呼吸困難・意識障害

治療の原則

抗ウイルス薬(72時間以内の開始が重要)

抗ウイルス薬はウイルス増殖を抑え、治癒を早め、痛みの程度と期間を減らし、PHNを予防します。

薬剤 服用回数 特徴
バラシクロビル(バルトレックス) 1日3回×7日 最も一般的、腎機能に応じて調整
ファムシクロビル(ファムビル) 1日3回×7日 バラシクロビルと同等の効果
アメナメビル(アメナリーフ) 1日1回×7日 腎機能による調整不要、相互作用少ない
アシクロビル点滴 1日3回点滴×7日 重症例・内服困難時、入院治療

痛みのコントロール

重症度 対応
軽度 アセトアミノフェン・NSAIDs
中等度 NSAIDs + プレガバリン(リリカ)・ミロガバリン(タリージェ)
強度 弱オピオイド(トラマドール)・三環系抗うつ薬(アミトリプチリン)併用
難治性 神経ブロック(ペインクリニック紹介)

外用療法

  • ビダラビン軟膏:水疱の治癒促進
  • 抗菌外用薬:二次感染予防
  • 保護ドレッシング:破れた水疱の保護

帯状疱疹後神経痛(PHN)について

3か月以上続く痛みをPHNと呼ぶ

発疹が治った後も続く神経痛で、50歳以上では約20%、80歳以上では約30%に起こるといわれています。痛みは数か月〜数年続くこともあり、生活の質を大きく下げるため、早期治療が何より重要です。

PHNの予防と治療

  • 予防:急性期からの十分な抗ウイルス薬+早期からの神経障害性疼痛薬の使用
  • 薬物治療:プレガバリン・ミロガバリン・三環系抗うつ薬・SNRI(デュロキセチン)
  • 外用:リドカイン貼付薬(ノリトレン)、カプサイシン外用
  • 神経ブロック:難治例ではペインクリニック紹介

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹はワクチンで予防できる病気です。50歳以上が推奨対象で、発症予防だけでなく、発症してもPHNを減らす効果があります。

ワクチン 種類 回数 発症予防率 費用目安
シングリックス 不活化(組換えサブユニット) 2回(2〜6か月間隔) 約97%(50代)/88%(70代) 1回約22,000円×2
弱毒生ワクチン(ビケン等) 生ワクチン 1回 約50〜70% 約8,000円

※ 自治体によっては50歳以上への接種助成がある場合があります。お住まいの自治体の助成制度をご確認ください。

シングリックスが特に推奨される方

  • 50歳以上の方(特に60歳以上)
  • 過去に帯状疱疹にかかった方(再発予防)
  • 免疫抑制剤を使用している方
  • 持病(糖尿病・慢性腎不全等)がある方

人への感染について

帯状疱疹そのものは他人にうつらないが、ウイルスは伝播する

帯状疱疹が他人に「帯状疱疹として」うつることはありません。しかし、水ぼうそうにかかったことがない人(特に小児・妊婦)には水ぼうそうとして感染する可能性があります。水疱部位を清潔なガーゼで覆い、接触を避けてください。かさぶたになれば感染性はなくなります。

日常生活での注意

スキンケア・衛生

  • 患部を清潔に保つ(石けんで優しく洗う)
  • ぬるめのお湯での入浴はOK(熱すぎるお湯・長湯は避ける)
  • 水疱を潰さない・引っかかない
  • タオルは専用にして家族と分ける
  • 衣服は柔らかく刺激の少ないものを

療養・休息

  • 十分な睡眠と栄養(免疫回復のため)
  • アルコールを控える
  • 無理せず仕事・家事はペースダウン
  • 痛みで眠れないときは医師に相談

当院の帯状疱疹診療の特徴

  • 発疹出現後すぐに診察・抗ウイルス薬処方が可能(予約なし当日OK)
  • アメナメビル(1日1回)など服用しやすい抗ウイルス薬に対応
  • プレガバリン・ミロガバリン等の神経障害性疼痛薬でPHN予防
  • 眼部・顔面・耳部など重症例は眼科・耳鼻科へ速やかに紹介
  • 難治性の痛みはペインクリニックへの紹介体制
  • シングリックス・生ワクチンの予防接種に対応
  • 予約なし・当日受診OK/毎日9〜21時診療/十条駅徒歩1分

ピリピリ感を感じたらすぐご相談を

「ただの神経痛かも」「疲れているだけかも」と思っても、帯状疱疹の可能性があります。発疹が出る前でも、怪しいと感じたら受診してください。早期治療が後遺症を防ぐ鍵です。

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十条駅ハル内科・皮フ科クリニック

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FLOW

受診の流れ

  1. 1

    WEB予約、または直接来院

    体の片側にピリピリした痛みがある、赤い発疹や水ぶくれが出ている場合はできるだけ早く受診してください。発疹の写真をスマートフォンで撮影しておくと診察の参考になります。帯状疱疹は早期治療が極めて重要なため、当院では当日受診に対応しています。

  2. 2

    受付・問診票の記入

    いつから痛みがあるか、発疹がいつ出たか、痛みの部位と性質(ピリピリ・ズキズキ・焼けるような)、過去の水ぼうそうの既往、現在の基礎疾患・服用中の薬、最近のストレス・体調の変化などをご記入ください。

  3. 3

    医師による視診・診察

    発疹の部位・分布・種類(丘疹・水疱・膿疱・痂皮)を観察し、帯状疱疹の診断を行います。非典型例ではウイルス迅速検査を行うこともあります。眼・耳の帯状疱疹が疑われる場合は、眼科・耳鼻科との連携を検討します。

  4. 4

    治療方針の説明・処方

    その日のうちに抗ウイルス薬の内服を開始します。薬の服用方法(回数・食後/食前・日数)・鎮痛薬の使い方・患部のケア方法を丁寧にご説明します。腎機能に応じた用量調整が必要な場合は血液検査も行います。

  5. 5

    お会計・帰宅・経過観察

    1〜2週間後に再診で皮疹の経過と痛みの状況を確認します。痛みが持続する場合は神経痛の治療を検討します。50歳以上の方には再発予防のための帯状疱疹ワクチンの情報もご提供します。

FAQ

よくあるご質問

Q 帯状疱疹は人にうつりますか?
A

帯状疱疹が「帯状疱疹として」人にうつることはありません。ただし、水ぶくれの中に含まれるウイルスが、水ぼうそうにかかったことがない方(乳幼児・妊婦など)に感染すると「水ぼうそう」として発症する可能性があります。水ぶくれがすべてかさぶたになるまでの期間は、乳幼児や妊婦との密接な接触を避けてください。

Q 帯状疱疹の痛みはどのくらい続きますか?
A

多くの方では皮疹とともに痛みも2〜4週間程度で改善します。ただし、高齢者や治療が遅れた場合は、皮疹が治った後も痛みが数ヶ月〜数年続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」に移行することがあります。早期に抗ウイルス薬を開始することでPHNのリスクを下げることができます。

Q 発疹が出る前の「ピリピリした痛み」の段階で受診してもいいですか?
A

はい、ぜひ受診してください。帯状疱疹は発疹が出る数日前から痛みだけが先行することが多く、この段階で受診していただくことで、発疹が出た直後に速やかに治療を開始できます。「まだ発疹が出ていないけどピリピリする」という段階でお越しいただけると、後遺症の予防に非常に有利です。

Q 帯状疱疹は再発しますか?
A

帯状疱疹は一度かかると体内に免疫ができるため、再発率は比較的低い(約5〜6%)とされていますが、ゼロではありません。免疫が低下した方・高齢者では再発リスクが高くなります。再発予防には帯状疱疹ワクチンの接種が有効です。

Q 帯状疱疹ワクチンは何歳から接種できますか?
A

50歳以上の方に接種が推奨されています。不活化ワクチン(シングリックス)は50歳以上、また18歳以上で帯状疱疹の発症リスクが高い方(免疫低下者)にも接種可能です。接種をご検討の方は受診時にご相談ください。自治体によって費用助成が利用できる場合もあります。

Q 帯状疱疹のときにお風呂に入っても大丈夫ですか?
A

入浴自体は問題ありませんが、患部をゴシゴシ洗ったり、長時間湯船に浸かることは避けてください。ぬるめのシャワーで患部をやさしく洗い流す程度にとどめましょう。水ぶくれが破れて浸出液が出ている時期は、他の人と湯船を共用することは控えたほうがよいでしょう。

Q 市販の痛み止めを飲んでも帯状疱疹の痛みは治まりますか?
A

市販の鎮痛薬(ロキソプロフェン・イブプロフェンなど)で痛みが和らぐこともありますが、帯状疱疹の根本治療にはなりません。帯状疱疹の治療に最も重要なのは抗ウイルス薬の服用であり、市販薬では抗ウイルス薬は入手できません。痛みを感じたら痛み止めで一時的に対処しつつ、できるだけ早く受診してください。

Q 皮フ科と内科の違いは?どちらに受診すればいいですか?
A

当院はハル内科・皮フ科クリニックとして、内科と皮フ科の両方に対応しています。ニキビの治療は皮フ科として行いますが、ニキビに加えて便秘・月経不順・ストレスによる体調不良など内科的な症状がある場合も、同じクリニックで一度に対応できることが当院の強みです。