整形外科

痛風・高尿酸血症

高尿酸血症は日本人男性の20〜25%が該当する疾患で、放置すると痛風発作・尿路結石・腎障害を引き起こし、心血管疾患のリスクも高めます。当院では発作時の急性期治療から尿酸値コントロール、生活指導まで一貫して対応します。

  • 痛風発作時のNSAIDs・コルヒチン・ステロイド処方に即日対応
  • フェブキソスタット・ドチヌラドなど新世代尿酸降下薬に対応
  • 血液検査(尿酸値・腎機能)が即日実施可能
  • 予約なし・当日受診OK | 毎日9〜21時診療
毎朝9時から診療を行っています
毎朝9時から診療を行っています
駅から徒歩1分
駅から徒歩1分
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
女性の医師・スタッフ在籍
女性の医師・スタッフ在籍
現金・キャッシュレス決済どちらも可
現金・キャッシュレス決済どちらも可

痛風・高尿酸血症とは

高尿酸血症は、血液中の尿酸値が7.0 mg/dLを超える状態で、日本人男性の約20〜25%が該当するといわれるありふれた疾患です。放置すると痛風発作・腎障害・尿路結石を引き起こし、さらに心血管疾患・脳卒中のリスクも高めます。

痛風は高尿酸血症が長年続くことで関節内に尿酸結晶が沈着し、それが急激な炎症を起こす病気です。足の親指の付け根の突然の激痛が典型的で、「風が吹いても痛い」ほどの強い痛みから痛風と呼ばれています。

当院で発作時から慢性期管理まで対応

発作の急性期治療、その後の尿酸値コントロール、生活習慣指導まで一貫して対応可能です。他院で治療中の方の転医・継続処方も歓迎します。

十条駅ハル内科・皮フ科クリニック|整形外科|痛風・高尿酸血症

痛風発作の典型的な症状

特徴 内容
発症 突然、特に夜間〜明け方に発症
好発部位 足の親指の付け根(約70%)、次いで足首・膝・手首
痛みの性質 激痛(衣服・シーツが触れても痛い)
炎症所見 赤み・腫れ・熱感・硬結
期間 治療なし:1〜2週間で自然軽快/治療あり:数日〜1週間
発症前の前兆 ピリピリ感・違和感があることも
全身症状 軽い発熱・倦怠感を伴うことあり
単関節性 初回はほぼ単関節、再発で多関節化

高尿酸血症の分類

タイプ 特徴 生活指導のポイント
尿酸排泄低下型(最多・約60%) 腎臓からの排泄が減少 水分・アルコール制限
尿酸産生過剰型(約10%) 体内で尿酸が多く作られる プリン体制限
混合型(約30%) 両方の機序 総合的な生活改善

痛風・高尿酸血症のリスク要因

  • 男性・閉経後女性(男女比 約20:1)
  • 肥満・メタボリックシンドローム
  • アルコール(特にビール
  • プリン体の多い食品(レバー・干物・白子・肉のエキス)
  • 果糖(清涼飲料水・お菓子)
  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症の合併
  • 脱水
  • 激しい運動・断食・急激なダイエット(尿酸急上昇)
  • 利尿薬・低用量アスピリン等の薬剤
  • 遺伝的素因

痛風発作時の治療

発作の3大薬剤

薬剤 特徴・使い方
NSAIDs(ロキソプロフェン・ナプロキセン等) 第一選択、発作開始後できるだけ早く開始、腎・胃への注意
コルヒチン 発作予兆〜12時間以内が有効、少量を使用
ステロイド(経口・関節内注射) NSAIDsが使えない場合、重症時

発作中に尿酸降下薬を新しく開始しない

発作中に尿酸値を急激に下げると、関節内の尿酸結晶が不安定になり発作を悪化・長引かせることがあります。尿酸降下薬は発作が完全に治まってから開始するのが基本です。すでに服用中の方は中止せずそのまま継続します。

発作時の応急処置

  • 患部を冷却(氷嚢をタオルで包んで)
  • 患部を挙上(心臓より高く)
  • 患部を動かさず安静に
  • 水分を多く摂取
  • アルコールは厳禁
  • マッサージ・温める行為は炎症悪化
  • 靴下・靴などで圧迫しない

慢性期の治療(尿酸値コントロール)

薬物治療の開始基準

以下の方は薬物治療の対象となります:

  • 痛風発作歴あり
  • 尿酸値が8.0 mg/dL以上+合併症(腎障害・尿路結石・心血管疾患)
  • 尿酸値が9.0 mg/dL以上(無症候でも)
  • 痛風結節がある

尿酸降下薬の種類

分類 代表薬 特徴
尿酸生成抑制薬 アロプリノール(ザイロリック) 古典的、1日1〜3回、安価、皮疹リスクあり
尿酸生成抑制薬(新世代) フェブキソスタット(フェブリク) 1日1回、腎機能低下例にも使いやすい、強力
尿酸生成抑制薬(新世代) トピロキソスタット(ウリアデック) 1日2回、フェブリクと同等の作用
尿酸排泄促進薬 ベンズブロマロン(ユリノーム) 排泄低下型に、尿路結石注意
尿酸排泄促進薬 ドチヌラド 新規薬、肝障害が少ない

治療目標

尿酸値 6.0 mg/dL未満 が目標

発作歴のある方・痛風結節がある方は6.0 mg/dL未満の達成と維持が目標です。目標達成には数か月かかることがありますが、継続で発作頻度が大幅に減少します。

再発予防の期間

  • 尿酸値を下げ始めてから数か月は再発リスクが高い時期
  • この時期はコルヒチン少量(0.5mg/日)を併用することが推奨
  • 目標達成・安定後は継続服用で発作予防
  • 自己判断で中止しない

食事・生活習慣の改善

プリン体の多い食品(控えめに)

  • 内臓系(レバー・白子・あん肝)
  • 干物(煮干し・かつお節)
  • 魚卵・甲殻類のエキス
  • 濃いスープ・鍋の煮汁
  • 肉・魚の過剰摂取

アルコール対策

アルコール自体が尿酸を上げる

ビールはプリン体が多いですが、アルコール自体が肝臓での尿酸産生を増加させ、腎臓からの排泄を妨げます。焼酎・ウイスキーでも量が多ければ同じです。

  • 目標:男性20g/日、女性10g/日以下(ビール中瓶1本 or 日本酒1合 or 焼酎0.5合 相当)
  • 週2日以上の休肝日
  • 発作中・発作直後は禁酒

水分補給

  • 1日2L以上の水分摂取で尿量を確保
  • 水・お茶が基本(糖分の多い飲料は避ける)
  • 運動時・暑い日は特に意識

食事のポイント

  • 野菜・乳製品・卵を積極的に(尿酸を上げにくい)
  • 適度な肉・魚は可、過剰摂取は避ける
  • 果糖(果物・清涼飲料水)を控えめに
  • コーヒー(1日2〜3杯)は尿酸値を下げる効果あり
  • ビタミンC摂取で尿酸値低下の報告
  • 低カロリー・バランス食

運動

  • 有酸素運動(ウォーキング・軽いジョギング・水泳)が推奨
  • 激しい無酸素運動は尿酸急上昇のため注意
  • 体重減少は尿酸値を下げる効果あり

合併症・関連疾患

高尿酸血症は単なる関節の問題ではなく全身疾患であり、他の疾患との関連が強いため注意が必要です。

合併症 内容
痛風腎 尿酸結晶が腎臓に沈着、腎機能低下
尿路結石 尿中尿酸が結晶化、腎仙痛発作
痛風結節 慢性化で耳・肘・指などに尿酸のこぶ
高血圧 高尿酸血症と強い関連
動脈硬化・心血管疾患 心筋梗塞・脳卒中リスク上昇
メタボリックシンドローム 糖尿病・脂質異常症を合併
慢性腎臓病(CKD) 進行を速める

当院での診察・検査

発作時の対応

  1. 発症状況・既往歴の確認
  2. 視診・触診で関節の炎症確認
  3. 必要に応じて鑑別検査(感染性関節炎・偽痛風の除外)
  4. NSAIDs・コルヒチン・ステロイドの投与
  5. 冷却・安静指導

慢性期の検査

検査 目的
血液検査(尿酸値) 血清尿酸値の測定、治療目標の判定
腎機能(Cr・eGFR) 痛風腎・薬剤選択
肝機能 薬剤選択の参考
脂質・血糖 合併症の評価
尿検査 尿酸・蛋白・結晶の確認
尿中尿酸排泄量 病型分類の参考
腹部超音波 尿路結石の確認(必要時)

こんな症状は一度ご相談を

  • 健診で尿酸値が高いと言われた
  • 足の親指付け根の突然の激痛
  • 過去に痛風発作を経験した
  • 肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常を併発している
  • ビール・日本酒を毎日飲む習慣がある
  • 尿路結石・血尿の既往
  • 腎機能が低下している
  • 家族に痛風・腎結石の方がいる

当院の痛風・高尿酸血症診療の特徴

  • 発作時のNSAIDs・コルヒチン・ステロイド処方に即日対応
  • 血液検査(尿酸値・腎機能等)が即日実施可能
  • フェブキソスタット・ドチヌラドなど新世代尿酸降下薬に対応
  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症の併存疾患をワンストップで管理
  • 食事・アルコール・運動の生活指導
  • 尿路結石・痛風腎の評価、必要に応じ泌尿器科・腎臓専門医へ紹介
  • 予約なし・当日受診OK/毎日9〜21時診療/十条駅徒歩1分

発作後こそ治療を続けよう

痛みが引くと「治った」と思って受診を止めてしまう方が多いのですが、尿酸値が高いままだと確実に再発します。長期的な管理こそが痛風から本当に解放される道です。

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十条駅ハル内科・皮フ科クリニック

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FLOW

受診の流れ

  1. 1

    WEB予約または直接来院

    痛風発作で激痛がある場合は当日中の受診をおすすめします。健診での尿酸値指摘や継続管理の場合も予約なしで受診可能です。

  2. 2

    問診・診察

    発症時期・部位・既往歴・生活習慣(飲酒・食事・運動)・家族歴を詳しくお伺いし、患部の炎症を確認します。

  3. 3

    血液検査・尿検査

    尿酸値・腎機能・肝機能・脂質・血糖を即日測定。尿路結石疑いがあれば腹部超音波も実施します。

  4. 4

    治療開始・生活指導

    発作時はNSAIDs等で急性期治療、発作後は尿酸降下薬で目標値(6.0未満)を目指します。食事・アルコール・運動の個別指導も行います。

  5. 5

    継続フォロー

    尿酸値の定期モニタリング、薬の調整、合併症(高血圧・糖尿病等)の管理を継続的に行います。

FAQ

よくあるご質問

Q 痛風発作中はどうすればいいですか?
A

患部を安静にし、冷却・挙上してください。自己判断で尿酸降下薬を新しく始めないこと(発作を悪化させます)。できるだけ早く受診いただき、NSAIDsやコルヒチンで症状を抑えます。

Q 尿酸値は何を目標にすればいいですか?
A

痛風発作歴のある方は尿酸値6.0 mg/dL未満が目標です。無症候性高尿酸血症でも9.0以上や合併症があれば治療対象で、目標は個別に判断します。

Q 薬は一生飲まないといけませんか?
A

基本的には継続が推奨されます。自己判断で中止すると数週〜数か月で再発リスクが戻ります。生活改善と減量で尿酸値が安定すれば減量・中止を検討する場合もあります。

Q ビール以外のお酒なら大丈夫ですか?
A

いいえ、アルコール自体が尿酸を上げるため種類を問わず量が多ければ影響します。ビールは特にプリン体が多いですが、焼酎・日本酒・ワインでも飲みすぎには注意が必要です。

Q 食事制限で治せますか?
A

食事由来のプリン体が尿酸値に与える影響は約2割程度で、体内産生が8割を占めます。食事制限のみでは下がりにくく、薬物治療との組み合わせが現実的です。

Q コーヒーは飲んでいいですか?
A

1日2〜3杯のコーヒーは尿酸値を下げる効果が報告されており、推奨できます。カフェインレスでも同様の効果があります。

Q 痛風発作時に市販のバファリンは飲んでいい?
A

市販のバファリンには少量のアスピリンが含まれており、逆に尿酸排泄を妨げます。痛風発作にはロキソプロフェン・ナプロキセンなどを使用してください。

Q 血清尿酸値が高いけど痛くないので治療は不要?
A

症状がなくても9.0 mg/dL以上、または腎障害・尿路結石・心疾患合併があれば治療対象です。無症候のうちに治療することで発作・合併症を予防できます。