皮フ科

体が痒い・全身のかゆみの原因と治療|皮膚掻痒症・内科疾患との関係を皮膚科医が解説|十条駅ハルクリニック

「夜になると急にかゆくなる」「掻いても治まらない」「皮膚に異常がないのにかゆい」 かゆみの原因は乾燥・アトピー・じんましん・水虫・疥癬・アレルギーだけでなく、 肝疾患・腎疾患・糖尿病・甲状腺疾患など全身の病気が隠れていることもあります。 内科・皮フ科の両方を診る当院で、かゆみの原因を丁寧に調べます。

  • 皮膚疾患から内科疾患まで、かゆみの原因を幅広く評価
  • アレルギー検査・血液検査・皮膚検査に当日対応
  • アレルギー検査(血液検査・パッチテスト)にも対応
  • 予約なし・当日受診OK | 毎日9〜21時診療
毎朝9時から診療を行っています
毎朝9時から診療を行っています
駅から徒歩1分
駅から徒歩1分
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
女性の医師・スタッフ在籍
女性の医師・スタッフ在籍
現金・キャッシュレス決済どちらも可
現金・キャッシュレス決済どちらも可

肌のかゆみ(皮膚掻痒症)について

かゆみは皮膚の症状の中でも最も多い訴えで、日常生活の質を大きく下げる厄介な症状です。原因は皮膚の乾燥・アレルギー・虫刺されなど表面的なものだけでなく、肝疾患・腎疾患・糖尿病・甲状腺疾患など内科的な病気が背景にあることも少なくありません。

十条駅ハル内科・皮膚科クリニック|肌のかゆみ(皮膚掻痒症)

当院は内科と皮フ科を併設しているため、皮膚表面の治療と全身疾患の検査を同時に行い、かゆみの真の原因を見極めます。

「皮膚に何もないのにかゆい」方は要注意

見た目の湿疹や赤みがないのに全身がかゆい場合、全身性の疾患が隠れている可能性があります。特に夜間の全身のかゆみ・黄疸を伴う・体重減少がある場合は必ず内科受診をおすすめします。

かゆみの分類

原因による分類

分類 主な原因
皮膚性掻痒 湿疹・アトピー・じんましん・乾燥・虫刺され・白癬
全身性掻痒 肝疾患・腎疾患・血液疾患・内分泌・悪性腫瘍
神経性掻痒 神経障害・帯状疱疹後神経痛・心因性
薬剤性掻痒 抗生剤・降圧薬・オピオイド等の薬剤による

分布による分類

  • 限局性:一部だけかゆい(虫刺され・接触皮膚炎・白癬・帯状疱疹後)
  • 全身性:全身がかゆい(乾燥・内科疾患・薬剤性・疥癬)

よくある皮膚疾患によるかゆみ

疾患 特徴 主な治療
アトピー性皮膚炎 左右対称・屈側に多い・慢性経過 保湿・ステロイド外用・タクロリムス・新規薬
じんましん 膨疹・数時間で消える 抗ヒスタミン薬内服
接触皮膚炎(かぶれ) 原因物質に一致した赤み・水疱 原因除去・ステロイド外用
脂漏性皮膚炎 頭皮・眉・鼻横の赤み・フケ 抗真菌外用・弱めのステロイド
皮脂欠乏性湿疹(乾皮症) 冬に悪化・下腿・粉を吹く 保湿剤中心
白癬(水虫) 足指間・角質・KOHで確定 抗真菌外用・内服
疥癬(かいせん) 夜間強いかゆみ・指間の線状皮疹 イベルメクチン内服・フェノトリン外用
痒疹 硬く盛り上がった強いかゆみ ステロイド外用・内服

見逃してはいけない全身疾患(内科的原因)

見た目に湿疹がないのに持続する全身のかゆみは、内科疾患が隠れていることがあります。

疾患 かゆみの特徴 確認検査
肝・胆道疾患(胆汁うっ滞) 全身のかゆみ・黄疸 肝機能・胆道系酵素(ALP・γGTP・ビリルビン)
慢性腎臓病(尿毒症性掻痒) 透析患者に多い、全身 腎機能(Cr・eGFR・BUN)
糖尿病 乾燥・神経障害由来のかゆみ 血糖・HbA1c
甲状腺疾患 亢進症でかゆみ・発汗、低下症で乾燥 TSH・FT4
鉄欠乏性貧血 乾燥・かゆみ・むずむず脚 血算・フェリチン
真性多血症 入浴後のかゆみ(水源性掻痒) 血算(赤血球・Hb)
悪性腫瘍(リンパ腫・癌) 難治性の全身のかゆみ・体重減少 全身精査
HIV・ウイルス感染 慢性のかゆみ・皮疹 問診・必要時検査
薬剤性 新規開始薬との関連 服薬歴

これらの症状があれば必ず内科受診を

黄疸(皮膚・白目が黄色い)・著しい体重減少・夜間発汗・発熱・リンパ節腫脹を伴うかゆみは重大な疾患の可能性があります。放置せず速やかに医療機関を受診してください。

アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎は皮膚バリア機能の低下+免疫の過剰反応で起こる慢性の炎症性皮膚疾患です。日本の有病率は小児で10〜20%、成人でも1〜3%と報告されています。

アトピー性皮膚炎の特徴

  • 強いかゆみを伴う
  • 左右対称の湿疹、屈側(肘内・膝裏・首)に多い
  • 慢性経過(6か月以上)で寛解増悪を繰り返す
  • 家族歴にアトピー素因(喘息・花粉症・食物アレルギー)

治療の柱

治療 役割
保湿剤(へパリン類似物質等) バリア機能改善、すべての基本
ステロイド外用薬 炎症を抑える、ランクを使い分け
タクロリムス軟膏(プロトピック) 顔・首・皮膚萎縮リスクある部位に
デルゴシチニブ軟膏(コレクチム) 新規JAK阻害剤外用、非ステロイド
ジファミラスト軟膏(モイゼルト) PDE4阻害剤外用、新規
抗ヒスタミン薬内服 かゆみの軽減
デュピルマブ(デュピクセント)注射 中等症〜重症の生物学的製剤(月2回)
JAK阻害薬(内服:リンヴォック・オルミエント・サイバインコ) 重症難治例、専門医との連携

ステロイドへの不安について

「ステロイドは怖い」と敬遠して治療を中断すると、かえって症状が悪化・慢性化します。正しい使い方(適切なランクを必要な期間使う)を守れば、長期の副作用は起こりにくいことがわかっています。不安な方は遠慮なくご相談ください。

乾燥性のかゆみ(皮脂欠乏性湿疹・乾皮症)

加齢や冬の乾燥で皮膚のバリア機能が低下し、弱い刺激でもかゆみが出る状態です。特に高齢者・下肢に多く見られます。

特徴

  • 冬季〜乾燥期に悪化
  • 下腿・前腕に多い(皮脂腺が少ない部位)
  • 粉を吹いたような白い皮むけ
  • 湯船・暖房で増悪

対策

  • 保湿剤(ヘパリン類似物質・ワセリン・尿素クリーム)を1日2回以上
  • 入浴はぬるめ(38〜40℃)、短時間(10〜15分以内)
  • 石けん・ボディソープの使いすぎを避ける(部分的に洗う)
  • 入浴後3分以内に保湿剤を塗る(ゴールデンタイム)
  • 加湿器で室内湿度50〜60%をキープ
  • ウール・化繊の下着を避け、綿・シルクを選ぶ

かゆみ止めにできる生活の工夫

かゆみを悪化させないために

  • 掻かない(掻くほどヒスタミンが放出されてかゆくなる)
  • 爪を短く保つ、夜は綿手袋
  • 冷やす(保冷剤をタオルで包んで当てる)
  • ぬるめの入浴(熱い湯はかゆみを増強)
  • アルコール・香辛料・カフェインを控える
  • ストレス管理・十分な睡眠
  • 室内の適度な湿度と温度

避けるべきもの

  • 刺激の強い石けん・ボディソープ
  • 熱いお湯・長湯
  • ウール・化繊の直接接触
  • 柔軟剤の過剰使用
  • 掻きむしる・強く擦る
  • 自己判断での市販薬の長期連用

当院での診察・検査

問診のポイント

  • かゆみの場所・分布(限局性 vs 全身)
  • 発症時期・持続期間・日内変動
  • 季節性・温度変化との関係
  • 生活環境(衣類・洗剤・ペット・新築)
  • 食事・ストレス・睡眠
  • 既往歴・服用中の薬
  • 家族にアトピー・アレルギー
  • 随伴症状(黄疸・体重減少・倦怠感)

当院での検査

検査 目的
血液検査(血算・肝腎・甲状腺・血糖) 全身疾患の除外
アレルギー検査(IgE・View39) アレルゲン特定
KOH直接鏡検 白癬の確認
皮膚視診・ダーモスコピー評価 湿疹の種類・疥癬のトンネル所見
炎症反応(CRP) 感染・炎症の評価

必要時の紹介

  • 重症アトピー性皮膚炎(デュピクセント・JAK阻害薬専門医療機関)
  • 難治性乾癬(生物学的製剤)
  • 悪性腫瘍が疑われる場合(腫瘍内科・外科)
  • 内視鏡検査(消化器疾患)

当院のかゆみ診療の特徴

  • 皮膚疾患+内科疾患の両面からかゆみの原因を評価
  • 血液検査(肝・腎・甲状腺・血糖)で全身疾患を即日スクリーニング
  • アレルギー検査(View39含む)に対応
  • アトピー性皮膚炎には保湿・ステロイド・タクロリムス・新規薬まで対応
  • 乾燥肌には適切な保湿剤の選択・処方
  • 重症例は生物学的製剤導入機関へご紹介
  • 薬剤性疑いは薬剤の見直し・調整
  • 予約なし・当日受診OK/毎日9〜21時診療/十条駅徒歩1分

長引くかゆみは放置しないで

かゆみは生活の質を大きく下げ、睡眠・集中力・気分にも影響します。適切な診断と治療で多くの方が改善できます。我慢せず、まずはご相談ください。

Halu.Clinic

十条駅ハル内科・皮フ科クリニック

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FLOW

受診の流れ

  1. 1

    WEB予約、または直接来院

    「かゆいだけで大したことない」とお思いでも、お気軽にお越しください。皮疹の写真(スマートフォン撮影)があると診察の参考になります。かゆみが出る時間帯・場所・悪化する状況・最近使い始めた化粧品・薬などをメモしてお持ちいただけるとスムーズです。

  2. 2

    受付・問診票の記入

    いつから・どこが・どんなかゆみか、皮疹の有無、悪化する時間帯・状況、服用中の薬、アレルギー歴、家族・周囲にかゆみのある人がいるか(疥癬の確認のため)などをご記入ください。

  3. 3

    医師による視診・診察

    皮疹の部位・形状・色・広がりを詳しく観察します。必要に応じてダーモスコープ(皮膚拡大鏡)を使用して詳細に観察します。問診と合わせて診断を行います。

  4. 4

    必要に応じた検査

    水虫との鑑別が必要な場合はKOH検査、アレルゲン特定にはアレルギー血液検査・パッチテスト(後日実施)などを行います。検査内容・結果についてはその都度ご説明します。

  5. 5

    治療・処方・スキンケア指導

    原因に応じた外用薬(ステロイド・抗真菌薬・保湿剤)・内服薬(抗ヒスタミン薬・抗ウイルス薬・抗生剤など)を処方します。スキンケアの具体的な方法・生活上の注意点もお伝えします。

  6. 6

    お会計・帰宅・経過観察

    かゆみが慢性的・繰り返す場合は定期的なフォローアップをお勧めします。疥癬と診断された場合は、同居家族・接触者への対応方法も詳しくご説明します。

FAQ

よくあるご質問

Q ステロイド外用薬は使い続けると皮膚が薄くなりますか?
A

ステロイド外用薬を強い薬を顔・皮膚が薄い部位に長期間(数ヶ月以上)使い続けると、皮膚菲薄化(皮膚が薄くなる)・毛細血管拡張などの副作用が起こりうることがあります。しかし、医師の指示に従って適切な強さの薬を適切な期間使用することでこのリスクは最小化できます。逆に「副作用が怖い」からとステロイドを使わずに炎症を放置することの方が、長期的には皮膚により大きなダメージを与えます。心配な点はお気軽にご相談ください。

Q アトピーは完全に治りますか?
A

アトピー性皮膚炎は「完全治癒」が難しい場合もありますが、適切な治療とスキンケアによって症状がほぼない状態(寛解)を長期間維持することは十分に可能です。近年は生物学的製剤やJAK阻害薬など新しい治療薬が登場し、以前は難治性だった方でも改善が期待できるようになっています。「一生付き合っていく病気」ではありますが、うまくコントロールすれば日常生活に支障のない生活を送ることができます。

Q じんましんが繰り返し出ます。原因を調べてもらえますか?
A

はい、アレルギー検査(特異的IgE血液検査)を行うことで、食物・ダニ・花粉・動物など特定のアレルゲンへの感作を確認できます。ただし、慢性蕁麻疹(6週間以上繰り返すじんましん)の約70%は検査をしても原因が特定できないことが知られています。原因が不明でも抗ヒスタミン薬・生物学的製剤(オマリズマブ)で症状をコントロールできることが多いです。

Q 子どものアトピーで卵・牛乳を除去していますが、必要ですか?
A

乳幼児のアトピーでは食物アレルギー(特に卵・牛乳)が関与するケースがありますが、すべての子どもに食物除去が必要なわけではありません。むしろ必要以上の除去食は栄養上のリスクがあります。食物アレルギーの関与が疑われる場合は、アレルギー検査を行い、医師の指導のもとで計画的に食物除去・負荷試験を行うことが重要です。自己判断での過剰な食物制限は避けてください。

Q 乾癬は人にうつりますか?
A

乾癬は感染症ではなく、人から人へうつることは一切ありません。乾癬は免疫の異常によって起こる炎症性疾患です。外見上の皮疹が目立つことから周囲への誤解・偏見に悩む方も多いですが、接触・入浴・タオルの共有などで感染することはありません。

Q 市販の保湿クリームではなく、処方の保湿剤の方がいいですか?
A

処方保湿剤(ヘパリン類似物質製剤・尿素軟膏など)は医師が皮膚の状態に合わせて選択でき、保険適用で費用負担も抑えられるメリットがあります。市販品でも十分に効果のある保湿剤はありますが、アトピー性皮膚炎・重度の乾燥肌の管理では処方保湿剤と組み合わせることをお勧めします。「何を使えばいいかわからない」という方は受診時にご相談ください。

Q 化粧品を変えてから顔が荒れています。かぶれですか?
A

化粧品変更後に顔に赤み・かゆみ・腫れが出た場合、接触性皮膚炎(化粧品かぶれ)の可能性があります。まず疑わしい化粧品の使用を中止し、当院を受診してください。原因物質の特定にはパッチテストが有効ですが、一度に多くの化粧品を変えている場合は、どれが原因か特定が難しいことがあります。成分を一つずつ確認することも重要です。

Q 皮フ科と内科の違いは?どちらに受診すればいいですか?
A

当院はハル内科・皮フ科クリニックとして、内科と皮フ科の両方に対応しています。湿疹・皮膚炎・じんましん・アトピーなど皮膚の症状は皮フ科として、かぜ・糖尿病・高血圧など内科的な症状は内科として、同じクリニックで診ることができます。「アトピーで皮膚が荒れているが、かぜもひいた」という場合も一度の受診で対応できることが当院の強みです。