心療内科

うつ病(心療内科)

脳の神経伝達物質のバランスが崩れることで起こる病気です。 当院では内科の視点から、身体に隠れた原因の除外と初期治療を行っています。

  • うつ症状の原因となる身体疾患(甲状腺・貧血・ビタミン欠乏等)を血液検査で評価
  • 軽度〜中等度のうつ状態に対する薬物治療(SSRI・漢方薬等)
  • 不眠・倦怠感・食欲低下など身体症状への対応
  • 予約なし・当日受診OK | 毎日9〜21時診療
毎朝9時から診療を行っています
毎朝9時から診療を行っています
駅から徒歩1分
駅から徒歩1分
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
女性の医師・スタッフ在籍
女性の医師・スタッフ在籍
現金・キャッシュレス決済どちらも可
現金・キャッシュレス決済どちらも可

うつ病とは

うつ病(Major Depressive Disorder)は、脳の神経伝達物質(セロトニン・ノルアドレナリン・ドパミン)のバランスの乱れにより、気分・思考・身体機能の広範囲に不調をきたす病気です。日本では生涯に15人に1人が罹患するとされる、ごくありふれた疾患です。

「気合いが足りない」「甘え」ではなく、治療が必要な医学的疾患です。適切な治療で多くの方が回復します。早期に治療を開始するほど回復が早く、再発予防の観点でも重要です。

当院の役割(内科として)

当院はうつ症状の原因となる身体疾患の除外軽度〜中等度のうつに対する初期治療を担います。重度のうつ(自殺念慮が強い・機能障害が著しい)や治療抵抗性の場合は精神科へ適切にご紹介します。

十条駅ハル内科・皮フ科クリニック|うつ病とは

うつ病の主な症状

以下の症状が2週間以上ほぼ毎日続く場合、うつ病の可能性があります(DSM-5診断基準参考)。

気分・意欲の症状

  • 気分の落ち込み・悲しい気持ちが続く
  • 何をしても楽しめない・興味が持てない(アンヘドニア)
  • 自己否定感・罪悪感が強い
  • 思考力・集中力・決断力の低下
  • 希死念慮(死にたい気持ち)・自殺念慮

身体症状(見逃されやすい)

  • 不眠(特に早朝覚醒)・または過眠
  • 食欲低下・体重減少(まれに過食・体重増加)
  • 強い倦怠感・疲れやすさ
  • 原因不明の頭痛・肩こり・背部痛・胃腸不調
  • 性欲の低下
  • 動作・話し方が遅くなる(精神運動制止)

身体症状だけで受診される方も多い

うつ病の方の約7割は最初に身体症状(頭痛・倦怠感・胃腸不調)で内科を受診するといわれています。「原因不明の身体の不調が続く」場合、背景にうつ病が隠れていることがあります。

簡易セルフチェック(PHQ-9の一部)

過去2週間で以下の症状がどの程度ありましたか?1つでも「ほぼ毎日」が当てはまれば受診をおすすめします。

  • 物事への興味や喜びを感じない
  • 気分が沈む・憂うつ・絶望感
  • 寝付けない・夜中に目が覚める・逆に眠り過ぎる
  • 疲れた感じ・気力がない
  • 食欲がない・または食べすぎる
  • 自分はダメだ・家族に申し訳ないと感じる
  • 集中力がない・決断できない
  • 動きや話し方が遅くなった・逆に落ち着かない
  • 死んだほうがましと考えたり、自分を傷つけたくなる

うつ症状を起こしうる身体疾患(鑑別が重要)

うつと似た症状(倦怠感・気分低下・集中力低下)は、身体疾患でも起こります。治療可能な身体疾患を見逃さないことが、当院の重要な役割です。

疾患 うつと似る症状 確認する検査
甲状腺機能低下症(橋本病) 倦怠感・抑うつ・体重増加・寒がり TSH、FT4
甲状腺機能亢進症(バセドウ病) 不安・不眠・動悸・体重減少 TSH、FT3、FT4
鉄欠乏性貧血 倦怠感・集中力低下・気分低下 血算、フェリチン
ビタミンB12・葉酸欠乏 抑うつ・認知低下・倦怠感 血中B12、葉酸
ビタミンD欠乏 気分の不調・倦怠感・骨の痛み 25-OH ビタミンD
糖尿病・低血糖 倦怠感・集中力低下・易刺激性 血糖、HbA1c
睡眠時無呼吸症候群 日中の倦怠感・抑うつ・集中力低下 問診、必要に応じ検査
慢性疾患(腎・肝・心) 倦怠感・意欲低下 肝腎機能、心電図
薬剤性 降圧薬・ステロイド等による抑うつ 服薬歴の確認

すぐに受診が必要なサイン

以下の症状がある場合は早めにご相談を

放置すると症状の慢性化・重症化・自殺リスクにつながります。「このくらいで受診してよいのか」と迷う必要はありません。

  • 2週間以上気分の落ち込みが続いている
  • 仕事・家事・学業が以前のようにこなせない
  • 眠れない、または眠りすぎて1日が短く感じる
  • 食欲がなく体重が減っている(または過食傾向)
  • 頭痛・倦怠感・胃腸症状が検査で異常なく続いている
  • 以前楽しめていたことに興味が湧かない
  • 自分を責める気持ちが強い
  • 死にたい気持ちや自傷したい衝動がある

希死念慮・自殺念慮が強い場合は緊急です

「死にたい」「消えてしまいたい」という気持ちが強い・具体的な計画がある場合は、精神科救急や「いのちの電話(0120-783-556)」、また早期の精神科専門医の受診をご検討ください。当院でも緊急性を評価のうえ、適切な医療機関をご紹介します。

当院での診察・検査

問診のポイント

  • 症状の内容・期間・強さ
  • 日常生活・仕事・人間関係への影響
  • 睡眠・食欲・体重変化
  • 希死念慮の有無と強さ
  • ストレス要因(仕事・家庭・健康・喪失体験)
  • 既往歴・家族歴(うつ・双極性障害)
  • 現在服用中の薬剤・サプリ
  • アルコール・カフェイン摂取量

身体疾患を除外する検査

検査項目 目的
血算・炎症反応 貧血・慢性炎症の評価
甲状腺機能(TSH・FT4) 甲状腺疾患の除外
フェリチン 隠れ貧血(潜在性鉄欠乏)の評価
ビタミンD・B12・葉酸 栄養欠乏性の気分症状除外
血糖・HbA1c 糖尿病・低血糖の評価
肝・腎機能 慢性疾患の評価、薬物療法の安全性
心電図 薬物療法前のQT評価

治療の選択肢

症状の重症度・背景に応じて、薬物療法と生活調整・心理的アプローチを組み合わせます。

薬物療法

分類 代表的な薬 特徴
SSRI(第一選択) エスシタロプラム、セルトラリン等 副作用が比較的少なく、効果発現は2〜4週
SNRI デュロキセチン、ベンラファキシン等 身体の痛みを伴ううつにも有効
NaSSA ミルタザピン 不眠・食欲不振に有効、眠気・体重増加に注意
漢方薬 加味逍遙散、香蘇散、半夏厚朴湯、柴胡加竜骨牡蛎湯等 軽症や身体症状中心の方に
睡眠薬(短期) レンボレキサント、スボレキサント等 不眠への対応、依存性の少ないものを選択

抗うつ薬について知っておくこと

抗うつ薬は効果発現まで2〜4週間かかることが多いです。開始直後は副作用(吐き気・眠気・頭痛等)が出ることがありますが、通常1〜2週間で軽減します。自己判断で突然中止せず、必ず主治医と相談しながら調整してください。

生活リズム・セルフケア

  • 毎日決まった時刻に起床する(睡眠リズムの固定)
  • 朝日を浴びる(体内時計・セロトニン分泌を整える)
  • 無理のない範囲での軽い運動(散歩20〜30分)
  • 栄養バランスの整った食事(トリプトファン・鉄・ビタミンD)
  • アルコール・カフェインを控える
  • 完璧主義を手放す(「60点でOK」)
  • 信頼できる人に話す・つながりを絶たない

心理的アプローチ

  • 認知行動療法(CBT):専門的な心理療法機関への紹介が可能
  • マインドフルネス認知療法
  • 問題解決療法

休職・診断書について

仕事を一旦離れる判断も治療の一部

症状が重く、就労継続が難しい場合、休養は立派な治療です。当院では必要に応じて休職のための診断書を発行しています。「休むことへの罪悪感」で悪化させないよう、早めにご相談ください。

休職までの流れ(当院の場合)

  1. 症状評価と休養の必要性を診察で判断
  2. 診断書を発行(通常1〜3か月の期間を記載)
  3. 2〜4週間ごとに通院し、治療効果と復職可否を評価
  4. 症状が安定したら段階的復職(リワーク・時短勤務)を検討

利用できる制度・サポート

  • 傷病手当金:健康保険加入者が休職した場合、給与の約2/3が最長1年6か月支給
  • 自立支援医療:通院医療費が原則1割負担
  • 復職支援プログラム(リワーク)
  • 地域の精神保健福祉センター相談

当院でのうつ診療の特徴

  • 内科医による身体疾患の血液検査で原因を丁寧に除外
  • 軽度〜中等度のうつに対する薬物治療(SSRI・SNRI・漢方薬)
  • 不眠・倦怠感・胃腸症状など身体症状への並行対応
  • 休職診断書の発行に対応
  • 重症例・治療抵抗性の場合は精神科へ速やかに紹介
  • すでに精神科通院中の方の身体面のフォローも歓迎
  • 予約なし・当日受診OK/毎日9〜21時診療/十条駅徒歩1分

受診を迷っている方へ

「こんなことで内科に行っていいのか」「うつと言われるのが怖い」とためらう必要はありません。早期の相談が最も重要な治療の第一歩です。ご家族だけのご相談も受け付けています。

Halu.Clinic

十条駅ハル内科・皮フ科クリニック

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FLOW

受診の流れ

  1. 1

    WEB予約、または直接来院

    いつ頃からどのような症状があるか、メモをしておくと診察がスムーズです。お薬手帳をお持ちの方はご持参ください。うまく話せなくても大丈夫です。

  2. 2

    受付・問診・診察

    症状の内容・経過・生活への影響・ストレスの状況などを丁寧にお伺いします。必要に応じて血液検査(甲状腺・貧血・ビタミン等)・心電図を行い、身体的な原因を評価します。

  3. 3

    治療・処方・経過観察

    検査結果と症状をもとに、お薬の処方・生活指導を行います。重度のうつ病や専門的な精神療法が必要な場合は心療内科・精神科へご紹介します。

FAQ

よくあるご質問

Q 内科でうつ病の相談をしてもいいのですか?
A

はい、もちろんです。うつ症状の背景に甲状腺疾患や貧血などの身体的原因が隠れているケースは少なくありません。当院ではまず血液検査等で身体の問題を確認し、そのうえで必要な治療を行います。精神科への受診をためらっている方の「最初の相談窓口」としてご利用ください。

Q うつ病は治りますか?
A

適切な治療を受ければ、多くの方が回復します。一般的に抗うつ薬の治療を受けた場合、約6〜8週間で症状の改善がみられます。ただし再発しやすい病気でもあるため、症状がよくなった後も一定期間の治療継続が重要です。

Q 抗うつ薬には依存性がありますか?
A

抗うつ薬(SSRI・SNRI等)には、睡眠薬のような「依存性」はありません。ただし急に服用をやめると離脱症状(めまい・しびれ感等)が出ることがあるため、減薬は医師の指導のもとゆっくり行う必要があります。

Q 血液検査で何がわかりますか?
A

甲状腺ホルモン・鉄(フェリチン)・ビタミンD・B12・血糖値・肝腎機能などを調べることで、うつ症状の原因となりうる身体疾患を発見できます。特に甲状腺と鉄の異常は見つかることが多く、治療で症状が改善するケースが少なくありません。

Q どのくらい通院が必要ですか?
A

薬を開始した場合、最初は2週間ごとに効果と副作用を確認します。状態が安定すれば4週間ごとに間隔を延ばします。症状が改善した後も、再発予防のため通常6か月〜1年は治療を継続することが推奨されています。

Q 家族が受診を嫌がっています。どうすればいいですか?
A

ご本人が受診に抵抗がある場合、「体調が心配だから、一度血液検査を受けてみない?」と身体の検査を入口にお誘いいただく方法もあります。まずはご家族だけでご相談いただくことも可能です。