皮フ科

水虫(足白癬・爪白癬)

「足の指の間がかゆい・皮がむける」「爪が白く濁って厚くなった」 水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚や爪に感染して起こる病気です。 日本人の5人に1人が水虫、10人に1人が爪水虫を持っているとされる非常に多い疾患ですが、 正確な診断と適切な治療で完治が可能です。

  • KOH検査(顕微鏡検査)による正確な診断
  • 足白癬・爪白癬・体部白癬・股部白癬まで幅広く対応
  • 外用薬・内服薬の抗真菌薬を処方
  • 予約なし・当日受診OK | 毎日9〜21時診療
毎朝9時から診療を行っています
毎朝9時から診療を行っています
駅から徒歩1分
駅から徒歩1分
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
女性の医師・スタッフ在籍
女性の医師・スタッフ在籍
現金・キャッシュレス決済どちらも可
現金・キャッシュレス決済どちらも可

水虫(白癬)とは

水虫は、白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)の一種が皮膚の角層・爪・毛髪に感染して起こる疾患です。感染部位によって名称が変わり、足にできるものを足白癬、爪にできるものを爪白癬(爪水虫)と呼びます。

日本では5人に1人が足白癬、10人に1人が爪白癬を持っているとされる、非常に多い病気です。放置すると家族にうつしたり、糖尿病の方では重症化して蜂窩織炎を引き起こしたりすることがあります。正しい診断と適切な治療で完治が可能です。

自己判断での市販薬は危険

「水虫かな」と思って市販薬を塗ると、本当の白癬菌なのか確認できず、ただの湿疹や接触皮膚炎に抗真菌薬を塗って悪化させてしまうケースが少なくありません。当院ではまずKOH直接鏡検で白癬菌を確認してから治療を開始します。

十条駅ハル内科・皮膚科クリニック|水虫(足白癬・爪白癬)

白癬の種類と症状

分類 部位 主な症状
足白癬(あしはくせん) 足指間・足裏・かかと かゆみ・皮むけ・水疱・ひび割れ
爪白癬(つめはくせん) 足の爪(稀に手) 爪が白〜黄色に濁り・厚くなる・脆くなる
体部白癬(たむし) 胴体・四肢 中心治癒傾向のある輪状の赤い湿疹
股部白癬(いんきんたむし) 陰部・股 強いかゆみ・境界明瞭な赤み
頭部白癬(しらくも) 頭皮・毛髪 脱毛・鱗屑、小児に多い
手白癬(手水虫) 手掌・指間 皮むけ・乾燥(通常は片手)

足白癬の3タイプ

タイプ 特徴 好発季節
趾間型(しかんがた) 足指間(特に第4-5趾間)のジュクジュク・皮むけ・かゆみ 夏〜梅雨時
小水疱型 土踏まず・足縁に小さな水疱、強いかゆみ 春〜夏
角質増殖型 かかと・足裏全体が厚く硬く、粉を吹く(かゆみなし) 通年(冬に目立つ)

角質増殖型は見逃されやすい

かゆみがないため「単なる乾燥」と思われがちですが、かかとのガサガサが慢性的に続く場合は角質増殖型水虫の可能性があります。放置すると爪にも広がります。

水虫と似た症状を示す疾患(鑑別が重要)

水虫と似た症状の疾患は多く、正確な診断には顕微鏡検査が不可欠です。

疾患 水虫との違い
汗疱(かんぽう)・異汗性湿疹 指の側面・手掌にも、両側性、白癬菌は陰性
接触皮膚炎(かぶれ) 原因物質との接触部位に一致
掌蹠膿疱症 手掌・足底に膿疱、爪の変形を伴うことも
尋常性乾癬(足底型) 境界明瞭で銀白色の鱗屑
グリーンネイル(緑膿菌) 爪が緑色に変色
爪乾癬 爪の点状陥凹・油滴状変化、皮疹を伴うことが多い
爪甲下出血 爪の赤〜紫の変色、外傷歴

診断(KOH直接鏡検)

白癬の確定診断は顕微鏡で白癬菌を確認することです。当院では外来で即日実施します。

KOH直接鏡検の流れ

  1. 疑わしい皮膚・爪をメスや爪切りで少量採取(痛みはほぼなし)
  2. KOH(水酸化カリウム)を滴下して皮膚を溶かし、菌を見やすくする
  3. 顕微鏡で白癬菌の糸状の菌糸を確認
  4. 所要時間:約10〜15分

確定後の方針

  • 白癬菌確認 → 適切な抗真菌薬で治療開始
  • 陰性(白癬菌なし)→ 他の疾患の治療を開始
  • 市販薬を既に使用中の場合は2週間休薬後に再検査が必要

治療の選択肢

足白癬(外用薬中心)

薬剤(代表例) 特徴
ルリコナゾール(ルリコン) 1日1回、幅広い白癬菌に効果
テルビナフィン(ラミシール) 1日1回、殺菌作用が強い
ブテナフィン(メンタックス) 1日1回、角質への浸透性
エフィナコナゾール(クレナフィン) 爪に使える外用液

外用薬は症状が消えても1〜2か月は継続することが重要です。早期中止は再発の最大の原因です。

爪白癬(内服薬または外用)

治療法 期間 効果・特徴
テルビナフィン内服 6か月(足爪) 完治率70-80%、肝機能モニタリング必要
イトラコナゾール パルス療法 3サイクル(3か月) 1週間服用→3週間休薬を繰り返す
ホスラブコナゾール(ネイリン) 3か月 新世代、相互作用少ない、1日1カプセル
エフィナコナゾール外用(クレナフィン) 48週 内服困難時、完治率は内服より低い
ルリコナゾール外用(ルコナック) 48週 同上

爪白癬には内服薬が基本

爪白癬は外用薬だけでは根治が難しい病気です。内服薬なら6か月で70〜80%が完治しますが、外用だけでは完治率が40%以下にとどまります。内服が可能な方は内服治療を推奨します。

内服薬の注意点

  • 肝機能検査:開始前・1か月後・以降1〜2か月ごと
  • 他の薬との相互作用(イトラコナゾールは多剤禁忌あり)
  • 妊娠・授乳中は原則禁忌
  • 重篤な肝疾患・心不全は慎重投与

治療期間と再発

分類 治療期間(目安) 再発予防のポイント
足白癬・体部白癬 外用3〜6か月 症状消失後も2か月継続
爪白癬(足爪) 内服6か月/外用48週 新しい爪が完全に生え変わるまで
角質増殖型 外用+内服6か月 内服優先、外用単独は効きにくい

再発を防ぐポイント

  • 薬は症状消失後も指示された期間続ける
  • 家族にうつさないよう治療中はスリッパ等を分ける
  • 毎日入浴し、指間までしっかり洗う
  • 靴の中を乾燥させる(同じ靴を毎日履かない)
  • 綿・麻の靴下を選び、こまめに交換
  • バスマットの共有を避ける
  • 素足での外出後は足を洗う

感染予防・家庭内対策

家庭で白癬菌がうつりやすい場所

  • バスマット・タオル
  • 床・畳
  • スリッパ・履物の共用
  • 掃除機が届きにくい角

うつさないための対策

  • 感染者のタオル・バスマットは別にする
  • 入浴時は感染者が最後に入る
  • バスマットはこまめに洗濯・日光消毒
  • 室内は毎日掃除機をかける
  • 家族全員の足を観察し、疑わしい症状があれば受診

白癬菌は意外とつきにくい

白癬菌は皮膚に付着しても24時間以内に洗い流せば感染しないとされています。「毎日の入浴・足洗い」が最大の予防策です。

糖尿病の方への注意

糖尿病があると水虫から重篤な感染症に

糖尿病の方は免疫機能が低下しているため、水虫のひび割れから蜂窩織炎(ほうかしきえん)や壊疽に発展するリスクがあります。軽い水虫と思わず、積極的に治療することが重要です。

  • 毎日足を観察する習慣
  • 爪切り時に傷をつけない(足病外来の利用も検討)
  • 熱傷・外傷に注意
  • 血糖コントロールを良好に保つ

当院の水虫治療の特徴

  • KOH顕微鏡検査を即日実施、正確な診断が可能
  • 外用薬(ルリコナゾール・テルビナフィン等)を症状に応じて選択
  • 爪白癬にはホスラブコナゾール(ネイリン)等の新世代内服薬に対応
  • 内服時の肝機能モニタリングを丁寧に実施
  • 糖尿病合併例も内科併設で総合的に管理
  • 家族検診・感染予防の指導にも対応
  • 予約なし・当日受診OK/毎日9〜21時診療/十条駅徒歩1分

「たかが水虫」と思わずに

水虫は完治させないと再発を繰り返し、家族にもうつします。正確な診断と十分な治療期間で、しっかり治しましょう。

Halu.Clinic

十条駅ハル内科・皮フ科クリニック

まずはお気軽にご相談ください

LINEで相談&診療予約する

FLOW

受診の流れ

  1. 1

    WEB予約、または直接来院

    「水虫かもしれない」「爪が変色している」「市販薬で治らない」など、気になったらお気軽にお越しください。受診前の数日間は患部に外用薬を塗らずにお越しいただくとKOH検査の精度が上がります。

  2. 2

    受付・問診票の記入

    いつから症状があるか、症状のある部位、かゆみの有無、使用中の薬(市販薬含む)、過去の水虫治療歴、家族の水虫の有無、糖尿病など基礎疾患の有無をご記入ください。

  3. 3

    医師による視診・診察

    患部を観察した後、皮膚や爪の一部を少量採取してKOH検査を行います(痛みはほとんどありません)。顕微鏡で白癬菌の有無を確認し、その場で結果をお伝えします。

  4. 4

    治療方針の説明・処方

    診断結果に基づいて、外用薬・内服薬の処方を行います。薬の塗り方(範囲・量・頻度)・治療期間・注意点を丁寧にご説明します。爪白癬で内服薬が必要な場合は、血液検査を行ったうえで処方します。

  5. 5

    お会計・帰宅・経過観察

    足白癬は1〜2ヶ月後に再診で効果を確認します。爪白癬は3〜6ヶ月ごとに経過を観察し、内服薬使用中は肝機能検査を定期的に行います。家族に水虫の方がいる場合は、同時受診・同時治療をお勧めします。

FAQ

よくあるご質問

Q 水虫かどうかは見た目でわかりますか?
A

見た目だけでは正確に判断できません。水虫と似た症状を示す皮膚疾患(汗疱・湿疹・乾癬など)が多く、自己診断の正確性は約50%程度という報告もあります。当院ではKOH検査で白癬菌を顕微鏡で確認してから治療を開始します。「水虫かもしれない」と思ったら、まず検査で確認することをお勧めします。

Q 市販の水虫薬で治りますか?
A

軽症の趾間型・小水疱型であれば市販の抗真菌薬(外用薬)で改善することもあります。ただし、KOH検査で水虫と確定診断されていない場合は、市販薬の使用は推奨しません(水虫でなかった場合に効果がないだけでなく、ステロイド配合の市販薬は水虫を悪化させます)。また、爪白癬は市販の外用薬では治療できず、角化型も市販薬だけでは不十分なことが多いです。

Q 水虫は完治しますか?
A

はい、適切な治療を十分な期間継続すれば水虫は完治できます。足白癬は外用薬を2〜3ヶ月、爪白癬は内服薬を3〜6ヶ月(+爪が生え変わるまでの経過観察)が目安です。ただし、治療を途中でやめると再発しやすく、再感染の機会(家族の水虫・公共施設の利用)があると再びかかることがあります。

Q 爪白癬は塗り薬だけで治りますか?
A

軽症〜中等症の爪白癬であれば、爪白癬専用の外用薬(クレナフィン・ルコナック)で改善が期待できます。ただし、爪の変色が広範囲の場合や複数の爪に感染している場合は内服薬のほうが効果的です。内服薬は肝機能への影響があるため、内服前に血液検査を行います。どちらが適切かは診察時にご相談ください。

Q 水虫の薬はどのくらいの期間塗り続ける必要がありますか?
A

足白癬の外用薬は最低2〜3ヶ月間の継続が必要です。かゆみや皮むけが治まっても、白癬菌は角質の中に残っているため、自己判断で中止すると再発します。症状が消えた後もさらに1ヶ月程度は塗り続けてください。爪白癬の外用薬は約1年間の継続が必要です。

Q 家族にうつりますか?予防法はありますか?
A

はい、水虫は家族間で感染しやすい病気です。バスマット・スリッパ・タオルの共用を避け、バスマットは毎日洗濯することが重要です。床・じゅうたんのこまめな掃除も有効です。家族全員が同時に治療を受けることが、家庭内での再感染を防ぐ最も確実な方法です。

Q 水虫の薬を塗ったらかゆみが悪化しました。大丈夫ですか?
A

市販の水虫薬の中には刺激の強い成分が含まれているものがあり、趾間型で皮膚がジュクジュクしている部位に使うとかぶれ(接触性皮膚炎)を起こすことがあります。また、実は水虫ではなく湿疹だった場合、抗真菌薬で悪化することもあります。薬で症状が悪化した場合は使用を中止し、受診してください。

Q 皮フ科と内科の違いは?どちらに受診すればいいですか?
A

当院はハル内科・皮フ科クリニックとして、内科と皮フ科の両方に対応しています。ニキビの治療は皮フ科として行いますが、ニキビに加えて便秘・月経不順・ストレスによる体調不良など内科的な症状がある場合も、同じクリニックで一度に対応できることが当院の強みです。