鼻水・のどの痛み

「鼻水が止まらない」「のどが痛くて飲み込みにくい」——
これらの症状はかぜだけでなく、花粉症・副鼻腔炎・溶連菌・扁桃炎など、
原因によって治療法がまったく異なります。
医師がしっかり診察し、症状に合った治療を行います。

かぜ・花粉症・副鼻腔炎・溶連菌など幅広く対応

抗アレルギー薬・抗生剤・点鼻薬など適切な薬を処方

必要に応じて、インフルエンザ・新型コロナウイルス抗原検査を行います。

予約なし・当日OK|毎日9時〜21時診療

👉  予約なしでの当日受診も可能です。まずはお気軽にご相談ください。

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目次

鼻水・のどの痛みとは

鼻水・のどの痛みの主な原因 - 1. かぜ症候群(普通感冒)

2. アレルギー性鼻炎・花粉症

3. 副鼻腔炎(蓄膿症)

4. 溶連菌感染症・急性扁桃炎

5. 急性咽頭炎・急性喉頭炎

6. インフルエンザ・新型コロナウイルス

7. その他の原因(逆流性食道炎・乾燥・慢性咽頭炎など)

当院での検査・治療

自宅でのケア

受診の流れ

よくある質問

診療時間・アクセス

鼻水・のどの痛みとは

鼻水・鼻づまり・のどの痛みは、日常生活の中で最もよく経験する症状のひとつです。「かぜをひいただけ」と思いがちですが、これらの症状を引き起こす原因は非常に多岐にわたります。原因によって適切な治療がまったく異なるため、しっかりと診断を受けることが早期回復につながります。

 

たとえば、鼻水が続いているからといって単純に「かぜ」とは限りません。花粉症・ダニアレルギーなどのアレルギー性鼻炎であれば抗アレルギー薬が有効ですし、副鼻腔炎(蓄膿症)に進展していれば抗生剤や洗浄が必要になることもあります。のどの痛みも、ウイルス性のかぜなら休養で回復しますが、溶連菌による扁桃炎であれば抗生剤できちんと治療しないと、リウマチ熱や腎炎などの合併症を引き起こすリスクがあります。

症状から原因を絞り込む

サラサラした透明の鼻水+くしゃみ

かぜの初期、またはアレルギー性鼻炎・花粉症の可能性が高い

→ かぜ・アレルギー性鼻炎

黄色・緑色の粘り気のある鼻水

細菌感染・副鼻腔炎に進行しているサイン。顔面の圧迫感を伴うことも

→ 副鼻腔炎・細菌性かぜ

のどが真っ赤・白い膿がある

溶連菌・急性扁桃炎の可能性。高熱・リンパ節の腫れを伴うことが多い

→ 溶連菌・急性扁桃炎

のどの違和感・イガイガ感・乾燥

乾燥・逆流性食道炎・慢性咽頭炎が原因のことも。発熱は少ない

→ 慢性咽頭炎・逆流性食道炎

突然の高熱+強いのどの痛み・全身症状

インフルエンザ・溶連菌・新型コロナの可能性。迅速検査で確認

→ インフルエンザ・コロナ・溶連菌

毎年同じ時期に鼻水・目のかゆみ

花粉の飛散時期と一致する季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

→ 花粉症

⚠️ こんな症状がある場合は早めに受診してください

のどの痛みが強くて飲み込めない・唾液も飲み込めない

のどが腫れて呼吸・声に影響が出ている

38.5℃以上の高熱が2〜3日以上続いている

鼻水・鼻づまりが2週間以上改善しない

顔(頬・おでこ・目の周り)が腫れている・強く痛む

のどの片側だけが腫れていて非常に痛い(扁桃周囲膿瘍の疑い)

鼻血が頻繁に出る・止まりにくい

痰に血が混じる

鼻水・のどの痛みの主な原因

1. かぜ症候群(普通感冒)🤧

💡鼻水・のどの痛みの最も多い原因。ウイルスによる上気道感染で、多くは1週間以内に自然回復する。

通年

かぜとはどんな病気?

かぜ(普通感冒)は、ライノウイルス・コロナウイルス(季節性)・アデノウイルス・RSウイルスなど200種類以上のウイルスが引き起こす上気道感染症の総称です。飛沫感染・接触感染によって広がり、秋〜冬に多く見られますが一年中発生します。

 

かぜの典型的な経過は、まずのどの違和感・軽い痛みから始まり、次いで鼻水・くしゃみ・鼻づまりが現れ、やがて咳・痰へと移行していきます。発熱は微熱〜38℃程度のことが多く、インフルエンザのような突然の高熱は起こりにくいのが特徴です。通常は安静・水分補給によって7〜10日で自然に回復します。

主な症状

⚠️ 不安に感じたらいつでも医師にご相談ください

のどの軽い痛み・違和感(初期)

透明〜白っぽい鼻水・くしゃみ

鼻づまり

微熱〜38℃程度の発熱

軽い咳・痰

軽い頭痛・倦怠感

通常7〜10日で自然回復

症状は徐々に出てくる(突然ではない)

注意すべき「かぜに似た別の病気」との見分け方

症状の特徴

疑われる原因

突然の高熱(38.5℃以上)+強い全身症状

インフルエンザ・新型コロナウイルス

のどが真っ赤+白い膿+高熱+リンパ節腫脹

溶連菌感染症・急性扁桃炎

鼻水が1〜2週間以上続く+顔面の痛み・圧迫感

副鼻腔炎(蓄膿症)

毎年同じ季節にくしゃみ・透明な鼻水+目のかゆみ

花粉症・アレルギー性鼻炎

のどの違和感が慢性的に続く+胸やけ

逆流性食道炎・慢性咽頭炎

治療方法

かぜに特効薬はなく、対症療法(症状を和らげる薬)と休養・水分補給が基本です。かぜの原因はウイルスなので、抗生剤(抗菌薬)は効果がありません。当院では、のどの痛みには消炎薬・鎮痛薬、鼻水・鼻づまりには抗ヒスタミン薬や鼻炎薬、咳・痰には鎮咳薬・去痰薬など、症状に合わせた対症療法薬を処方します。

 

「かぜのはずなのに1週間以上治らない」「一度よくなった後また悪化した」という場合は、副鼻腔炎への移行・細菌の二次感染・インフルエンザとの重複などを疑う必要があります。長引く場合は再診をお勧めします。

💡 かぜのときに抗生剤は必要ありません

かぜの原因はウイルスであり、抗生剤(抗菌薬)は細菌にしか効きません。「かぜ=抗生剤をもらう」という習慣が残っている方も多いですが、不必要な抗生剤の使用は腸内細菌のバランスを乱し、薬剤耐性菌を生み出す原因にもなります。当院では診断に基づいて、本当に必要な場合にのみ抗生剤を処方します。

2. アレルギー性鼻炎・花粉症🌸

💡鼻水・のどの痛みの最も多い原因。ウイルスによる上気道感染で、多くは1週間以内に自然回復する。

イネ科(夏)

ブタクサ(秋)

ダニ・ハウスダスト(通年)

アレルギー性鼻炎とはどんな病気?

アレルギー性鼻炎は、花粉・ダニ・ハウスダスト・動物の毛などのアレルゲン(アレルギーの原因物質)が鼻の粘膜に触れることで免疫反応が過剰に起こり、くしゃみ・鼻水・鼻づまりを繰り返す病気です。日本人の約4割が何らかのアレルギー性鼻炎を持つとされており、近年その数は増加傾向にあります。

 

特定の季節に症状が現れる花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)と、一年中症状が続く通年性アレルギー性鼻炎(ダニ・ハウスダストが主な原因)に大別されます。花粉症で最もよく知られているのがスギ花粉症で、毎年2〜4月頃に症状が強くなる方が多いです。

主な症状

⚠️ 不安に感じたらいつでも医師にご相談ください

くしゃみが連続して出る(発作性)

透明でサラサラした水のような鼻水(水様性鼻漏)

鼻づまり(両側)

目のかゆみ・充血・涙(アレルギー性結膜炎)

のどのかゆみ・イガイガ感

皮膚のかゆみ(合併することがある)

発熱はほとんどない

症状は徐々に出てくる(突然ではない)

かぜとアレルギー性鼻炎の見分け方

特徴

かぜ

アレルギー性鼻炎

発症のパターン

徐々に始まる

アレルゲンに触れるとすぐ症状が出る

鼻水の性状

最初は透明→次第に濁る

透明でサラサラのまま続く

発熱

微熱〜38℃が多い

ほとんどない

目の症状

あまり出ない

目のかゆみ・充血が強く出る

持続期間

通常7〜10日で回復

花粉シーズン中ずっと続く

季節性

年中かかる

毎年同じ季節・環境で繰り返す

治療方法

アレルギー性鼻炎の治療は、症状を抑える対症療法と、アレルギーの体質を根本から改善する舌下免疫療法(減感作療法)の2本柱です。

 

対症療法には、抗ヒスタミン薬(内服)・ステロイド点鼻薬・抗ロイコトリエン薬・充血除去薬などがあります。花粉症の方は、花粉が飛散する2週間前から予防的に薬を飲み始める「初期療法」が特に効果的で、症状のピークを抑えることができます。

 

舌下免疫療法は、スギ花粉やダニのエキスを少量ずつ毎日舌の下に投与することで、アレルギー反応を起こりにくくする治療法です。3〜5年の継続が必要ですが、症状を根本的に改善できる可能性があり、当院でも相談・紹介が可能です。

⚠️ 花粉症の薬は「症状が出てから」では遅いことがあります

花粉症の薬は、症状がひどくなってから飲み始めると効き目が出るまで時間がかかります。スギ花粉の飛散が始まる1〜2週間前(例年1月末〜2月頃)から薬を飲み始める「初期療法」が非常に効果的です。「去年もひどかった」という方はシーズン前に受診されることをお勧めします。

3. 副鼻腔炎(蓄膿症)👃

💡かぜやアレルギーに続いて起こる鼻の周りの空洞(副鼻腔)の炎症。黄色い鼻水・顔面の痛み・においが鈍くなるのが特徴。放置すると慢性化することがある。

春(花粉症に続いて)

冬(かぜ後に多い)

通年

副鼻腔炎とはどんな病気?

副鼻腔とは、鼻の周りにある頬・おでこ・目の内側などにある空洞(骨の中の空間)のことです。副鼻腔炎は、かぜ・インフルエンザ・アレルギー性鼻炎などを契機に、この副鼻腔に細菌やウイルスが感染して炎症を起こす病気です。俗に「蓄膿症」とも呼ばれます。

 

発症から4週間以内を急性副鼻腔炎、3ヶ月以上続くものを慢性副鼻腔炎と呼びます。「かぜが治ったと思ったら鼻水が黄色くなって続いている」「鼻がつまって何週間も匂いがわからない」という状態が副鼻腔炎の典型的な経過です。

主な症状

⚠️ 不安に感じたらいつでも医師にご相談ください

黄色〜緑色の粘り気のある鼻水

後鼻漏(鼻水がのどに落ちる・のどに痰が張り付く感じ)

頬・おでこ・目の奥の圧迫感・痛み

においが鈍い・わからない(嗅覚障害)

鼻がつまって口呼吸になる

頭痛・頭が重い感じ

慢性的な咳(後鼻漏による)

症状は徐々に出てくる(突然ではない)

後鼻漏について

副鼻腔炎でしばしば問題になるのが後鼻漏(こうびろう)です。副鼻腔にたまった膿・鼻汁がのどの奥に流れ落ちることで、「のどに常に痰が絡む」「のどの不快感が続く」「夜に咳が出る」「朝起きたときにのどが不快」などの症状を引き起こします。

 

慢性的な咳の原因として、喘息と並んで後鼻漏(慢性副鼻腔炎)が最も多い原因のひとつとされています。

治療方法

急性副鼻腔炎の治療は、原因が細菌であれば抗生剤(アモキシシリンなど)を1〜2週間服用します。ウイルス性の場合は対症療法が中心です。合わせて、鼻づまりを改善する点鼻薬・粘液溶解薬(カルボシステインなど)・抗ヒスタミン薬などを組み合わせます。

 

慢性副鼻腔炎には、少量の抗生剤(マクロライド系)を長期間(3〜6ヶ月)服用する「少量長期療法」が有効なことがあります。

 

薬物療法で改善しない場合・ポリープが形成された場合は、耳鼻咽喉科での手術(内視鏡手術)が選択肢になります。必要に応じて専門の耳鼻科へのご紹介も行います。

💡 「かぜが治ったのに鼻水が黄色く続いている」は副鼻腔炎のサインです

かぜが治りかけた後に鼻水が黄色や緑色になって長引く場合は、副鼻腔に細菌感染が起きている副鼻腔炎の可能性があります。この段階で適切に治療することが、慢性化を防ぐために重要です。

4. 溶連菌感染症・急性扁桃炎🔴

💡強いのどの痛み・高熱・扁桃の腫れが特徴。溶連菌の場合は抗生剤でしっかり治療しないと、リウマチ熱・腎炎などの合併症を引き起こすことがある。

溶連菌感染症・急性扁桃炎とは

急性扁桃炎はのどの左右にある扁桃(扁桃腺)に炎症が起きる病気で、ウイルス性と細菌性があります。細菌性の中で最も重要なのが、A群溶血性連鎖球菌(溶連菌)による溶連菌性扁桃炎(溶連菌感染症)です。

 

溶連菌感染症の特徴は、突然の高熱(38〜40℃)と強いのどの痛みです。のどが真っ赤に腫れ、扁桃に白い膿(白苔)がつくことが多く、鼻水や咳はほとんど出ません(かぜとの重要な違い)。頸部・顎下のリンパ節が腫れて痛むことも典型的な症状です。

主な症状

⚠️ 不安に感じたらいつでも医師にご相談ください

突然の強いのどの痛み(飲み込みが辛い)

38〜40℃の高熱

のどの強い赤み・扁桃の腫れ

扁桃についた白い膿(白苔)

顎の下・首のリンパ節の腫れ・痛み

頭痛・腹痛・吐き気

【特徴的】苺舌(舌が赤くブツブツになる)

【特徴的】体幹の赤い細かい発疹(猩紅熱の場合)

扁桃周囲膿瘍に注意

急性扁桃炎が悪化すると、扁桃の周囲に膿がたまる扁桃周囲膿瘍という状態になることがあります。片側のみが著しく腫れ、開口しにくくなり(開口障害)、のどを超えた痛みが出ます。のどが腫れすぎて気道が狭くなるリスクもあるため、このような状態では速やかに耳鼻科または救急への受診が必要です。

検査・治療方法

当院では溶連菌の迅速抗原検査をのどのぬぐい液で行います。約5〜10分で結果が出ます。溶連菌陽性の場合は、ペニシリン系抗生剤(アモキシシリン)を10日間服用します。症状が改善しても、必ず処方された期間を最後まで飲み切ることが非常に重要です。

 

途中でやめると菌が残り、急性リウマチ熱(心臓弁膜症の原因になることがある)や急性糸球体腎炎(腎炎)などの重篤な合併症を引き起こすリスクが高まります。

 

ウイルス性の急性扁桃炎には抗生剤は不要で、消炎薬・解熱剤・うがい薬などの対症療法が中心となります。痛みが強い場合は点滴での消炎薬投与も行います。

⚠️ 「のどが片側だけ著しく腫れている」は緊急サインです

のどの片側だけが極端に腫れていて、口が開きにくい・唾液も飲み込めない・声が詰まったような感じがする場合は、扁桃周囲膿瘍の可能性があります。切開・排膿が必要なため、耳鼻科または救急を速やかに受診してください。

5. 急性咽頭炎・急性喉頭炎

💡のど(咽頭・喉頭)の粘膜に炎症が起きる。声のかすれ・飲み込み時の痛み・のどの赤みが特徴。ウイルス性が多く、対症療法が中心。

急性咽頭炎・喉頭炎とは

急性咽頭炎は、のどの奥(咽頭)の粘膜が赤く腫れて痛む状態で、かぜの一症状として起こることが最も多いですが、単独でも発症します。原因のほとんどはウイルスです。急性喉頭炎は、さらに奥の声帯を含む喉頭に炎症が起きた状態で、声のかすれ(嗄声)・犬が吠えるような咳・のどの深部の痛みが特徴的です。

 

喉頭炎は大人より子どもに多く見られ、子どもでは気道が狭いため呼吸困難に至ることがあります(クループ症候群)。また、成人でも声帯の炎症による声のかすれが数週間以上続く場合は、他の病気(ポリープ・腫瘍など)の除外が必要なため、耳鼻科での診察が推奨されます。

主な症状

⚠️ 不安に感じたらいつでも医師にご相談ください

のどの痛み・飲み込み時の痛み

のどの赤み・腫れ(視診で確認)

声がかれる・出にくい(喉頭炎)

イガイガ・ゴロゴロする違和感

乾いた咳

軽い発熱・倦怠感

【喉頭炎】犬が吠えるようなカラカラとした咳

【重症】のどが腫れて呼吸・嚥下に影響

治療方法

ウイルス性の咽頭炎・喉頭炎には対症療法が中心で、消炎薬・鎮痛薬・うがい薬・トローチなどを使います。

 

のどを乾燥から守るために部屋の加湿・マスクの着用・水分摂取が有効です。

 

声のかすれがある場合は、できるだけ声を出さずに声帯を休ませることが回復を早めます。声のかすれが2〜3週間以上続く場合は耳鼻科での精査をお勧めします。

💡 声がかれているときは声を休ませることが大切

急性喉頭炎による声のかすれは、声帯が腫れることで起こります。この状態で無理に声を出し続けると炎症が長引き、回復が遅れます。声を出す仕事の方でも、数日間はできるだけ声を控えることが最善の治療です。

6. インフルエンザ・新型コロナウイルス

💡のどの痛み・鼻水を伴う高熱・全身症状が特徴。迅速検査で判定し、抗ウイルス薬による早期治療が重要。

インフルエンザ(冬)

新型コロナ(通年)

インフルエンザ・コロナとかぜの違い

インフルエンザや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も、のどの痛み・鼻水・鼻づまりを引き起こしますが、かぜとの最大の違いは症状の激しさと全身症状の強さです。

 

かぜが徐々に症状が出るのに対し、インフルエンザは突然の38〜40℃台の高熱・強い全身倦怠感・筋肉痛・関節痛が一気に現れます。

 

新型コロナも高熱・のどの痛みに加え、嗅覚・味覚の異常が特徴的な症状として現れることがあります。

のど症状の違い

かぜ

アレルギー性鼻炎

新型コロナ

のどの痛み

軽〜中程度

中程度

中〜強い(オミクロン以降に多い)

鼻水

多い(主症状)

少ない

中程度

発熱

微熱〜38℃

38〜40℃以上

38〜39℃台が多い

全身症状

軽い

強い(関節痛・筋肉痛)

中〜強い

嗅覚・味覚

ほぼ正常

ほぼ正常

異常を伴うことがある

検査・治療

当院ではインフルエンザとコロナを1回の鼻咽頭ぬぐい液検査で同時判定できる迅速検査を行っています。インフルエンザは発症から48時間以内に抗ウイルス薬(タミフル・イナビルなど)を開始することで症状・罹患期間を短縮できます。

 

新型コロナでは重症化リスクのある方(65歳以上・基礎疾患あり・免疫低下など)には抗ウイルス薬(パキロビッド・ラゲブリオなど)が有効です。

7. その他の原因(逆流性食道炎・乾燥・慢性咽頭炎など)

💡「のどの違和感が続く」「のどがすっきりしない」という症状は、感染症以外の原因が隠れていることも少なくない。

感染症以外ののどの症状の原因

のどの痛み・違和感・イガイガ感が続いているのに、検査をしても感染症の証拠が見つからないというケースもあります。このような場合には、以下の原因が考えられます。

原因

特徴・症状

逆流性食道炎(GERD)

胃酸がのどまで逆流してのどを刺激する。慢性的なのどの違和感・咳・胸やけ・げっぷが特徴。食後・就寝中・前かがみの姿勢で悪化しやすい。「感染症でもないのにのどの違和感が続く」という方に多い。

慢性咽頭炎

喫煙・飲酒・乾燥・後鼻漏などによってのどの粘膜が慢性的に刺激されて起こる炎症。長引くのどの違和感・痰が絡む感じが続く。

乾燥・空調による刺激

冬の乾燥した空気・エアコンの風によってのどの粘膜が乾燥し、のどの痛み・違和感が起こる。加湿・マスク着用で改善することが多い。

声帯ポリープ・結節

声を酷使する人(教師・歌手・営業職など)に多い。声のかすれ・のどの違和感が続く。耳鼻科での診察が必要。

甲状腺疾患

のどの前にある甲状腺が腫れると、のどの違和感・圧迫感・飲み込みにくさが出ることがある。血液検査・超音波検査で評価が必要。

咽頭・喉頭腫瘍

のどの違和感・声のかすれ・飲み込みにくさが数週間〜数ヶ月続く場合は、良性・悪性の腫瘍の除外が必要。耳鼻科での喉頭鏡検査が必要。

⚠️ のどの違和感が2〜3週間以上続く場合は精査が必要です

急性喉頭炎による声のかすれは、声帯が腫れることで起こります。この状態で無理に声を出し続けると炎症が長引き、回復が遅れます。声を出す仕事の方でも、数日間はできるだけ声を控えることが最善の治療です。

当院での検査・治療

鼻水・のどの痛みの原因を特定するため、問診・身体診察に合わせて以下の検査を組み合わせて行います。原因に応じた薬の処方・点滴も当日対応可能です。

検査・処置

目的・わかること

インフルエンザ迅速検査

インフルエンザA型・B型の感染を約15分で確認

コロナ・インフル同時検査

コロナウイルスとインフルエンザを1回の検査で判定

溶連菌迅速検査

のどへの溶連菌感染を約10分で確認

血液検査

白血球数・CRP(炎症反応)・肝機能・腎機能・血糖値などを確認。細菌性・ウイルス性の鑑別にも有用

尿検査

膀胱炎・腎盂腎炎など尿路感染症の確認

胸部X線(レントゲン)

肺炎・胸水の有無を確認

SpO₂測定

血中酸素濃度を確認。肺炎・呼吸器疾患の重症度把握に有用

点滴(輸液)

高熱・嘔吐などで脱水が進んでいる場合に水分・電解質を補給

💡 耳鼻科への紹介が必要な場合も丁寧にご説明します

副鼻腔炎の外科的処置・扁桃周囲膿瘍の切開・声帯の詳細な評価・慢性副鼻腔炎の手術など、当院での対応が難しい場合は、適切な専門病院への紹介状を作成します。「どこに行けばいいかわからない」という方もまず当院にご相談ください。

自宅でのケア

のどの痛みを和らげるために

のどの痛みには水分をこまめに補給し、のどを乾燥させないことが最も基本的なケアです。温かい飲み物(白湯・はちみつレモン・生姜湯など)はのどを温めて症状を和らげます。市販ののどスプレー・うがい薬・トローチも一時的な症状緩和に有効です。うがいは食後や外出後に行うと、のどの粘膜についたウイルス・細菌を洗い流す効果があります。

 

のどが痛いときは、辛いもの・アルコール・タバコ・炭酸飲料はのどをさらに刺激するため控えましょう。消化の良い食事(おかゆ・スープなど)を少量ずつ摂ることをお勧めします。

鼻水・鼻づまりを和らげるために

鼻づまりには温かいタオルを鼻に当てる・入浴・蒸気を吸い込むといった方法が症状を緩和させます。部屋の湿度を50〜60%に保つことも重要です。市販の鼻炎スプレー(血管収縮薬)は即効性がありますが、使い続けると「薬剤性鼻炎」を引き起こすため、3日以上の連続使用は避けてください。

 

花粉症の方は外出時にマスク・眼鏡を着用し、帰宅時に手洗い・うがい・洗顔を行うことで花粉の体内への侵入を減らせます。

部屋の環境を整える

乾燥した空気はのどや鼻の粘膜を傷め、ウイルスの活動を活発にします。特に冬場は加湿器を使用して室内の湿度を適切に保つことが、症状の悪化予防と回復促進につながります。また、こまめな換気も重要です。

⚠️ こんな状態になったらすぐに受診を

のどの痛みで唾液も飲み込めない・声がほとんど出なくなった・のどが腫れて呼吸が苦しい・市販薬でも症状がまったく改善しない・2週間以上症状が続いている場合は、自己判断せずに受診してください。

受診の流れ

ステップ①

WEB予約、または直接来院

発熱・強いのどの痛みがある方は、感染防止のためWEB予約またはお電話でのご連絡をいただけるとスムーズにご案内できます。来院時はマスクの着用にご協力ください。

ステップ②

受付・問診票の記入

いつから・どんな症状が・どのくらい続いているか、発熱の有無・周囲の感染状況・アレルギー歴・花粉症の既往などをご記入ください。

ステップ③

医師による診察

のどの視診(赤み・腫れ・膿の有無)・鼻の状態・リンパ節の腫れ・体温・SpO₂などを確認します。症状の特徴と経過から、原因の見当をつけて必要な検査をご提案します。

ステップ④

迅速検査・血液検査・尿検査など

溶連菌・インフルエンザ・コロナなど、症状に合わせた迅速検査を当日実施します。必要に応じて血液検査も行います。

ステップ⑤

結果説明・処方・点滴

検査結果をもとに原因をご説明し、抗生剤・抗ウイルス薬・抗アレルギー薬・点鼻薬・消炎薬など症状に合った薬を処方します。痛みが強い場合は点滴での消炎薬投与も行います。

ステップ⑤

お会計・帰宅

自宅でのケアの注意点・薬の飲み方・次回の受診タイミングについてご説明します。耳鼻科への紹介が必要な場合は紹介状を作成します。

よくある質問

鼻水が透明なのと黄色いのでは、どう違いますか?

透明でサラサラした鼻水はウイルス性のかぜの初期、またはアレルギー性鼻炎の可能性が高いです。数日後に黄色・緑色の粘り気のある鼻水に変わった場合は、細菌の二次感染や副鼻腔炎へ進行しているサインであることがあります。黄色い鼻水が1週間以上続く場合は副鼻腔炎を疑って受診をお勧めします。

のどの痛みがひどくて食事も飲み込めません。受診すべきですか?

はい、すぐに受診してください。飲み込めないほどの強いのどの痛みは、溶連菌性扁桃炎・扁桃周囲膿瘍などの状態が疑われます。水分も摂れない場合は脱水が進む可能性があるため、点滴での補水と消炎薬投与が必要なことがあります。片側だけが著しく腫れている場合は特に急いでご受診ください。

毎年春になると鼻水とくしゃみがひどくなります。花粉症ですか?

毎年同じ季節(特に2〜4月のスギ・ヒノキ花粉の季節)に繰り返すくしゃみ・透明な鼻水・鼻づまり・目のかゆみは、花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の可能性が高いです。血液検査で特定のアレルゲンへの抗体を調べることで確認できます。花粉症と診断された場合は、シーズン前からの「初期療法」で症状を大幅に抑えることができます。

抗生剤をもらえば早く治りますか?

のどの痛み・鼻水の原因がウイルスであれば、抗生剤は効果がありません。抗生剤が有効なのは、溶連菌などの細菌が原因の場合だけです。当院では迅速検査・視診・問診などをもとに原因を診断した上で、抗生剤が必要かどうかを適切に判断しています。不必要な抗生剤の使用は腸内環境を乱し、耐性菌を生み出す原因にもなるため、適切な使い方が重要です。

鼻炎スプレーを毎日使っているのですが、問題ありますか?

市販の鼻炎スプレーに含まれる血管収縮薬(オキシメタゾリンなど)は即効性がありますが、3日以上連続して使うと「薬剤性鼻炎」になる可能性があります。薬が切れるたびに鼻づまりが悪化し、さらに多く使うという悪循環に陥ります。3日以上使っても改善しない場合は、ステロイド点鼻薬など安全に長期使用できる薬への切り替えをご相談ください。

溶連菌と診断されました。仕事・学校はいつから行けますか?

溶連菌の場合、抗生剤開始後24〜48時間が経過し、発熱がなく全身状態が良ければ登校・出勤が可能です。ただし、学校(特に保育園・小学校)によっては医師の登校許可証が必要な場合があります。受診時にご相談いただければ対応します。抗生剤は症状が改善しても処方された期間(通常10日間)は必ず飲み続けてください。

のどの違和感・イガイガ感が1ヶ月以上続いています。

1ヶ月以上続くのどの違和感は、慢性咽頭炎・逆流性食道炎・後鼻漏(慢性副鼻腔炎)・乾燥・甲状腺疾患、まれに声帯や咽頭の腫瘍などが原因のことがあります。感染症ではないケースが多く、それぞれに合った治療が必要です。まず当院で血液検査などを行い、必要に応じて耳鼻科・消化器科への紹介状を作成します。

耳鼻科ではなく内科でも診てもらえますか?

はい、鼻水・のどの痛みは内科でも診察・治療できます。かぜ・アレルギー性鼻炎・溶連菌・副鼻腔炎・インフルエンザ・コロナなど、多くの原因に対応可能です。内視鏡によるのどの詳細な観察・副鼻腔の手術などが必要な場合は耳鼻科へのご紹介をします。「まずどこに行けばいいかわからない」という方は、内科を受診いただくのがスムーズです。

診療時間・アクセス

クリニック名

十条駅ハル内科・皮フ科クリニック

Title

診察時間

月曜日〜日曜日 9:00〜21:00

Title

休診日

なし(不定休)

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所在地

〒114-0034 東京都北区上十条2-27-1 J&MALL 1階

Title

電車・徒歩でお越しの方

JR埼京線 「十条駅」から徒歩2分、十条駅前 J&MALL(ジェイトモール)1階

Title

バスでお越しの方

国際興業バス 「十条駅」バス停のすぐ目の前

Title

お車でお越しの方

近隣のコインパーキングをご利用ください

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お問い合わせ

メール:info@halujujo.clinic

公式LINE:https://lin.ee/DRxcelo

電話番号:03-6698-2509

もっと詳しく

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