内科

胃腸炎(下痢・嘔吐)

急な下痢・嘔吐・腹痛でつらいときは、我慢せずにご相談ください。 医師が原因を確認し、点滴・お薬で早期回復をサポートします。

  • 下痢・嘔吐が続くなら迷わず受診 — 脱水は思ったより早く進みます
  • 原因(ウイルス、食中毒)をしっかり見極めて治療
  • 点滴・お薬でつらい症状を素早くケア
  • 予約なし・当日OK|毎日9時〜21時診療
毎朝9時から診療を行っています
毎朝9時から診療を行っています
駅から徒歩1分
駅から徒歩1分
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
レントゲン・血液・尿・エコー検査可能
女性の医師・スタッフ在籍
女性の医師・スタッフ在籍
現金・キャッシュレス決済どちらも可
現金・キャッシュレス決済どちらも可

胃腸炎(下痢・嘔吐)とは

胃腸炎は胃や腸の粘膜に炎症が起こった状態で、下痢・嘔吐・腹痛・発熱などが主な症状です。原因はウイルス・細菌・寄生虫・薬剤・ストレスなど多岐にわたり、「急性」と「慢性」に分けられます。

多くは数日で自然軽快する良性疾患ですが、脱水が短時間で進行することがあり、特に高齢者・乳幼児・免疫低下者では重症化リスクがあります。また食中毒・感染性腸炎では家庭内・職場への感染拡大防止も重要です。

脱水は思ったより早く進みます

下痢や嘔吐では大量の水分と電解質が失われ、数時間で脱水が進行することもあります。水分が取れない・ぐったりしている・尿が出ないといった症状があれば、我慢せず早めの受診を。

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胃腸炎の主な原因

ウイルス性胃腸炎(最多)

ウイルス 流行時期 特徴
ノロウイルス 冬(11〜3月) 急な嘔吐・下痢、発熱は軽度、感染力が非常に強い
ロタウイルス 冬〜春(2〜5月) 乳幼児に多い、白色下痢便、ワクチン予防可
アデノウイルス 通年 下痢中心、発熱・咽頭痛を伴うことあり
サポウイルス ノロに類似、軽症

細菌性胃腸炎(食中毒)

細菌 原因食品 特徴
サルモネラ 鶏卵・鶏肉・ペット(爬虫類) 発熱・腹痛・下痢、潜伏12〜48時間
カンピロバクター 鶏肉(生・加熱不足) 血便・腹痛、潜伏2〜5日、ギラン・バレー症候群合併も
腸管出血性大腸菌(O157など) 牛肉・生レバー・汚染野菜 血便・溶血性尿毒症症候群(HUS)のリスク、要注意
黄色ブドウ球菌 おにぎり・弁当(手指からの汚染) 食後1〜6時間で激しい嘔吐
腸炎ビブリオ 刺身・魚介類 夏に多い、激しい腹痛・下痢
ウェルシュ菌 煮物・カレーの作り置き 食後6〜24時間で下痢・腹痛
セレウス菌 チャーハン・焼きそば 嘔吐型・下痢型

その他の胃腸炎

  • 寄生虫性:アニサキス(刺身)・ジアルジア・赤痢アメーバ
  • 薬剤性:抗生剤・NSAIDs・抗がん剤
  • 抗生剤関連腸炎:クロストリディオイデス・ディフィシル(CD腸炎)
  • 慢性胃腸炎:炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)・過敏性腸症候群(IBS)
  • 虚血性腸炎:高齢者の突然の激痛+下痢・血便

症状と重症度の目安

軽症

  • 1日数回の下痢・軽い嘔吐
  • 水分は取れている
  • 全身状態は比較的良好
  • 発熱38℃未満

中等症

  • 1日10回以上の下痢
  • 繰り返す嘔吐
  • 水分摂取が難しい
  • 38℃以上の発熱
  • 軽度の脱水兆候

重症(早急に受診)

  • 血便・粘血便
  • 激しい腹痛が続く
  • 尿量が著しく減る(半日以上出ない)
  • 意識がもうろう・強い倦怠感
  • 皮膚の弾力低下・目が落ちくぼむ
  • 39℃以上の高熱が続く
  • 嘔吐が止まらず水分が取れない
  • 高齢者・乳幼児・妊婦・免疫低下者
  • 海外渡航後の下痢

脱水のサイン(重要)

子ども・高齢者は特に注意

自覚症状が乏しいまま急速に脱水が進行することがあります。以下のサインがあれば医療機関へ。

脱水の段階 サイン
軽度(3〜5%) 口の渇き・尿量減少・軽い倦怠感
中等度(6〜9%) 口唇・口腔乾燥、皮膚の弾力低下、立ちくらみ、頻脈
重度(10%以上) 意識障害・ショック・無尿・末梢冷感

子どもの脱水サイン

  • 泣いても涙が出ない
  • おむつが濡れない(6時間以上)
  • ぐったりして元気がない
  • 大泉門が陥没している(乳児)
  • 口の中が乾いている

当院での診察・検査

問診のポイント

  • 発症時期・症状の経過
  • 直前の食事内容(生もの・作り置き)
  • 同じものを食べた人の症状
  • 海外渡航歴
  • 下痢の性状(水様・粘血・白色)・回数
  • 嘔吐の内容・頻度
  • 発熱・腹痛の程度
  • 水分摂取・尿量
  • 既往・服用薬(抗生剤・NSAIDs等)

検査

検査 目的
身体診察・バイタル 脱水・全身状態の評価
血液検査 炎症(CRP・WBC)・脱水(BUN・Cr・電解質)
尿検査 脱水・糖尿病の評価
便検査・培養 細菌性食中毒(サルモネラ・カンピロバクター等)
便中ウイルス抗原検査 ノロ・ロタ(必要時)
腹部X線・超音波 腸閉塞・虫垂炎・胆石などの鑑別(必要時)

他疾患の鑑別

下痢・嘔吐・腹痛を呈する疾患は多数あります。単なる胃腸炎と決めつけず、以下も考慮します。

  • 虫垂炎(アッペ)
  • 腸閉塞(イレウス)
  • 胆嚢炎・膵炎
  • 腸間膜虚血・虚血性腸炎
  • 婦人科疾患(卵巣茎捻転・子宮外妊娠)
  • 尿路結石
  • 糖尿病ケトアシドーシス
  • 心筋梗塞(上腹部痛として発症することも)
  • 炎症性腸疾患(IBD)の初発

治療の基本

経口補水療法(ORT)が第一選択

OS-1などの経口補水液を活用

軽症〜中等症の脱水では、経口補水液(OS-1、アクアソリタ等)がスポーツドリンクより推奨されます。ナトリウム・糖の比率が医学的に最適化されているためです。

点滴治療

  • 経口摂取ができない・脱水が強い場合
  • 生理食塩水・リンゲル液・電解質補給
  • 必要に応じて制吐薬・電解質補正
  • 当院では即日点滴対応可能

薬物療法

分類 代表薬 使用場面
整腸剤 ビオフェルミン、ミヤBM、ラックビー 腸内細菌叢を整える
止瀉薬(下痢止め) ロペラミド 原因菌を体外に排出する妨げになるため細菌性では原則使用しない
吸着薬 タンナルビン 軽症下痢に
制吐薬 メトクロプラミド、プロクロルペラジン 激しい嘔吐に
解熱鎮痛薬 アセトアミノフェン 発熱・腹痛に(NSAIDsは胃腸炎に不向き)
抗菌薬 ホスホマイシン・ニューキノロン系 重症細菌性胃腸炎に限定使用
漢方薬 五苓散(水様下痢)・半夏瀉心湯(下痢・心窩部痛) 補助的

下痢止めの使い方に注意

細菌感染が原因の下痢に下痢止め(特にロペラミド)を使うと、体内に原因菌や毒素が留まり症状悪化・合併症(HUS等)のリスクが上がります。当院では医師が判断のうえ慎重に処方します。

家庭での対処・自宅でのケア

水分補給

  • 経口補水液を少量ずつ頻回(5〜10ml/回、5分おき)
  • 一気飲みは嘔吐を誘発するので避ける
  • スポーツドリンクは糖分が多いため2〜3倍に薄めて
  • 白湯・麦茶・味噌汁の上澄みも有効
  • カフェイン・アルコール・乳製品は避ける

食事

  • 無理に食べる必要はない(水分優先)
  • 食べられるならおかゆ・うどん・白湯スープ等の消化の良いもの
  • 脂っこいもの・辛いもの・繊維の多いものを避ける
  • 症状軽快後は段階的に普通食に戻す
  • 下痢が治まるまで乳製品・柑橘類・炭酸は控えめ

安静・体調管理

  • 十分な休養
  • 部屋を暖かく・乾燥させない
  • 体温・排便回数・尿量を記録
  • 症状悪化時は早めに再受診

感染予防と家庭内対策

ノロウイルス対策

ノロウイルスはアルコール消毒が効きにくい

ノロウイルスはエタノールでは不活化困難です。次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤を薄めたもの)が有効です。嘔吐物・便の処理には特に注意が必要です。

嘔吐物・便の処理

  • 使い捨て手袋・マスクを着用
  • ペーパータオルで静かに拭き取る(舞い上げない)
  • 次亜塩素酸ナトリウム0.1%(1,000ppm)で消毒
  • 衣類・タオルも次亜塩素酸で消毒後洗濯
  • 処理後は十分な手洗い
  • 処理した物はビニール袋を二重にして密閉

家庭内感染予防

  • トイレ後・食事前の手洗いを徹底
  • タオルの共用を避ける
  • ドアノブ・トイレの消毒
  • 洗濯は分けて高温で
  • 症状がある方の調理・配膳を避ける

学校・職場への復帰

ノロウイルス・腸管出血性大腸菌などは症状消失後も糞便中にウイルス/菌が排出されるため、復帰時期には注意が必要です。

疾患 出席停止の目安
ノロウイルス 症状軽快後数日(食品取扱業務は医師の許可)
ロタウイルス 嘔吐・下痢が治まり全身状態良好まで
腸管出血性大腸菌(O157等) 症状消失+便培養陰性確認
サルモネラ・カンピロバクター 症状消失まで、飲食業は注意

食中毒を防ぐポイント

食品衛生の基本「3原則」

  1. 菌をつけない:手洗い・まな板/包丁の使い分け・生肉を扱った手の消毒
  2. 菌を増やさない:低温保存・作り置きを早めに消費
  3. 菌をやっつける:中心温度75℃以上で1分以上加熱

特に気をつけたい食品

  • 鶏肉(カンピロバクター・サルモネラ)
  • 生卵(サルモネラ)
  • 牛肉のレア・生レバー(O157)
  • 刺身・牡蠣(ノロ・アニサキス・腸炎ビブリオ)
  • 作り置きカレー・シチュー(ウェルシュ菌)
  • 夏場の弁当・おにぎり(黄色ブドウ球菌)
  • 井戸水・湧き水(大腸菌等)
  • 海外旅行先の生水・氷・生野菜

よくある質問

胃腸炎は病院に行くべきですか?

軽症で水分が取れていれば自宅療養可能です。ただし水分が取れない・血便・激しい腹痛・高熱・脱水兆候がある場合、また乳幼児・高齢者・妊婦・免疫低下者は早めの受診をおすすめします。

胃腸炎はどのくらいで治りますか?

多くのウイルス性胃腸炎は2〜5日で軽快します。カンピロバクターなど細菌性では1週間以上続くことも。長引く場合は再受診を。

ノロウイルスに特効薬はありますか?

特効薬はなく、対症療法(水分補給・整腸剤・制吐薬・点滴)が基本です。感染力が非常に強いので家族内感染予防が重要です。

子ども・高齢者の胃腸炎で気をつけることは?

脱水が急速に進むため、こまめな水分補給尿量・元気の観察が重要です。半日以上尿が出ない・ぐったりしている・意識がもうろうとしている場合はすぐ受診を。

食中毒を疑います。どうすれば?

症状・食事内容(直前2〜3日分)を記録し、医療機関を受診してください。同じものを食べた人が複数発症していれば保健所への届出対象になることがあります。

予約なしでも診てもらえますか?

はい、予約なしで当日受診可能です。ただし嘔吐・下痢で他の患者さまへの感染配慮が必要なため、来院前にお電話いただけるとスムーズにご案内できます。

アニサキスが心配な刺身を食べてしまいました

食後数時間〜数日で激しい上腹部痛・嘔吐が出現します。疑われる場合は内視鏡での摘出が必要になるため、消化器内科への紹介となります。

抗生剤を飲んだ後から下痢が続いています

抗生剤関連下痢症(CD腸炎)の可能性があります。軽症は抗生剤中止で自然軽快しますが、重症では専用の治療(バンコマイシン内服等)が必要なため、診察にお越しください。

下痢止めは市販薬で対応していいですか?

感染性胃腸炎(細菌性)では下痢止めの自己使用は推奨されません。症状が悪化・合併症リスクがあります。整腸剤中心に、医療機関で適切な処方を受けてください。

海外旅行先で下痢になりました

「旅行者下痢症」の可能性が高く、多くは大腸菌・カンピロバクター等が原因です。水分補給を中心に、高熱や血便を伴えば受診を。帰国後も続く場合は寄生虫感染(アメーバ赤痢等)の精査も検討します。

当院の胃腸炎診療の特徴

  • 即日血液検査・尿検査・便検査による重症度・原因評価
  • 脱水時の点滴治療に対応
  • 整腸剤・制吐薬・漢方薬(五苓散等)の処方
  • 細菌性疑い時の適切な抗菌薬選択
  • ノロ・ロタなど感染予防指導(家庭内対策)
  • 内視鏡検査が必要な場合は消化器専門機関へ紹介
  • O157・重症感染性腸炎など緊急例は速やかに入院可能な医療機関へ
  • 予約なし・当日受診OK/毎日9〜21時診療/十条駅徒歩1分

「もう少し様子を見よう」で危険な状態に

胃腸炎は軽症に見えても脱水や合併症で重篤化することがあります。「水分が取れない」「ぐったりしている」と感じたら、我慢せずにご相談ください。早期の点滴で楽になることがほとんどです。

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FLOW

受診の流れ

  1. 1

    WEB予約、または直接来院

    予約なしでも受診できます。待ち時間が気になる方はWEB予約がおすすめです。

  2. 2

    問診・受付

    いつから・どんな症状があるかをスタッフにお伝えください。問診票への記入をお願いします。

  3. 3

    医師による診察

    症状・食事・周囲の状況などをヒアリングし、腹部の触診を行います。

  4. 4

    必要に応じて検査

    血液検査・ウイルス抗原検査などを行う場合があります。

  5. 5

    治療・処方

    血液検査・ウイルス抗原検査などを行う場合があります。

  6. 6

    お会計・帰宅

    保険証・診察券をお持ちください。必要であれば次回の受診予約もご案内します。

FAQ

よくあるご質問

Q 胃腸炎は病院に行くべきですか?
A

軽症であれば自然に回復することもありますが、嘔吐・下痢が続いて水分が取れない場合や、症状が2〜3日以上続く場合は受診をおすすめします。

Q 胃腸炎はどのくらいで治りますか?
A

ウイルス性の場合は、多くは1〜3日程度で症状がピークを迎え、その後3〜5日で回復します。細菌性の場合は種類や重症度によって異なりますが、抗生剤が有効なケースもあります。症状が1週間以上続く場合は別の疾患の可能性もあるため、再受診をお勧めします。

Q ノロウイルスにかかったかもしれません。薬はありますか?
A

ノロウイルスを直接退治する薬はありません。治療は「脱水を防ぐこと」が中心となります。嘔吐・下痢がひどく水分が取れない場合は点滴での補水が有効です。吐き気止めや整腸剤でつらい症状を和らげることができますので、ぜひご相談ください。

Q 子どもや高齢の家族が胃腸炎になりました。気をつけることはありますか?
A

乳幼児や高齢者は脱水になりやすく、重症化するリスクが大人より高い傾向があります。症状が始まったら早めに受診されることをお勧めします。また、感染力が強いため、トイレ使用後・嘔吐物の処理後は手洗いを徹底し、タオルの共有を避けてください。

Q 食中毒かもしれません。どうすれば良いですか?
A

食後に急に複数人が同じ症状を発症した場合は食中毒の可能性があります。原因食品が特定できる場合は廃棄せずに保管しておくと、保健所への報告の際に役立ちます。まずはお早めに受診ください。

Q 予約なしでも診てもらえますか?
A

はい、予約なしで当日受診いただけます。ただしWEB予約をいただいた方が優先的にご案内できますので、待ち時間が気になる方はWEB予約をご活用ください。