四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

四十肩・五十肩は放置していても自然に回復することが多いですが、回復までに半年〜2年以上かかることもあります。適切な治療・ストレッチ・運動療法を行うことで、回復期間を大幅に短縮できることが知られています。「時間が経てば治る」と思って何もしないでいると、関節が固まった状態(拘縮)が長引いてしまうことがあるため、早めの対処が重要です。

十条駅ハル内科・皮フ科|整形外科|四十肩・五十肩

腕が上がらない、後ろに手が回らない、夜中に肩の痛みで目が覚める——
こうした症状は四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)かもしれません。
「そのうち治るだろう」と放置すると、関節が固まってさらに動かしにくくなることがあります。

  • 早めに適切な治療を受けることで、回復までの期間を短縮できます。
  • 問診・触診・レントゲン検査で肩の状態を丁寧に確認
  • 痛み止め・注射・リハビリ指導など症状の段階に合わせた治療
  • 腱板断裂・石灰沈着性腱板炎など他の疾患との鑑別も行います
  • 予約なし・当日受診OK | 毎日9〜21時診療

👉 予約なしでの当日受診も可能です。まずはお気軽にご相談ください。

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四十肩・五十肩とはどんな病気か

四十肩・五十肩は、肩関節を包む関節包や周囲の腱・靱帯に炎症が起きることで、痛みと可動域の制限が生じる疾患です。正式には肩関節周囲炎と呼ばれ、40〜60代に多く発症することからこの名前がつきました。40代に発症すれば四十肩、50代なら五十肩と呼ばれますが、医学的には同じ疾患です。

はっきりとした原因はまだ完全に解明されていませんが、加齢による肩周囲の組織の変化・血流の低下・炎症が複合的に関係していると考えられています。利き腕側に起こることが多いですが、両肩に起きることもあります。また、一度発症した肩と反対側の肩にも数年後に発症するケースがあります。

四十肩・五十肩は放置していても自然に回復することが多いですが、回復までに半年〜2年以上かかることもあります。適切な治療・ストレッチ・運動療法を行うことで、回復期間を大幅に短縮できることが知られています。「時間が経てば治る」と思って何もしないでいると、関節が固まった状態(拘縮)が長引いてしまうことがあるため、早めの対処が重要です。

⚠️ こんな場合は早めに受診してください

  • 腕が肩より上に上がらない・上げると激しく痛む
  • 夜中に肩の痛みで目が覚める(夜間痛)
  • 着替え・洗髪・背中に手が回らない
  • 肩の痛みが2〜3週間以上続いている
  • 痛みが急に強くなった(石灰沈着性腱板炎の可能性)
  • 肩に力が入らない・腕を持ち上げられない(腱板断裂の可能性)
  • 肩を動かすとゴリゴリ・ギシギシと音がする

四十肩・五十肩の3つのステージ

四十肩・五十肩は大きく3つのステージに分かれており、それぞれ症状と適切な対処法が異なります。

ステージ 時期の目安 主な症状 治療の方針
急性期(炎症期) 発症〜数週間 安静時でも痛い・夜間に特に痛みが強い・少し動かしただけで激痛が走る 安静を保ちながら炎症を抑える。痛み止め・注射・冷やすことが有効。無理な運動は禁物
慢性期(拘縮期) 数週間〜数ヶ月 安静時の痛みは和らぐが、肩が固まって動かしにくい。可動域が著しく制限される 積極的にリハビリ・ストレッチを行い、関節の動きを取り戻す。痛みと相談しながら少しずつ動かす
回復期 数ヶ月〜1〜2年 痛みが徐々に軽くなり、可動域が少しずつ広がってくる 継続的なリハビリで回復を促進。日常生活の動作を少しずつ戻していく

「急性期に無理に動かす」「慢性期に安静にしすぎる」はどちらも回復を妨げます。ステージに応じた正しい対処が、回復の早さを左右します。

主な症状

痛みの特徴

  • 肩を動かしたときに痛みが走る(特に腕を上げる・外に開く・後ろに回す動作)
  • 夜中〜明け方にかけて痛みが強くなる(夜間痛)
  • 急性期は安静にしていても鈍い痛みが続く
  • 肩から上腕にかけて痛みが広がることがある
  • 痛みの強さが日によって変わる

動きの制限

  • 腕が肩より上に上がらない
  • 後ろに手が回らない(背中をかく・ブラジャーの着け外しができない)
  • 横に腕を広げにくい
  • 髪を洗う・高いところのものを取る動作がしにくい
  • 着替え(特にシャツの袖を通す)に時間がかかる

四十肩・五十肩と間違えやすい疾患

「肩が痛くて動かしにくい」という症状は四十肩・五十肩以外でも起こります。治療法がまったく異なるため、正確な診断が重要です。

疾患 四十肩・五十肩との違い
腱板断裂 肩を動かす腱が切れた状態。腕を持ち上げる力が入らない・特定の角度で力が抜ける感じがある。MRIで診断。重症例は手術が必要
石灰沈着性腱板炎 腱にカルシウムが沈着して急激な激痛が起きる。突然耐えられないほどの痛みが出るのが特徴。レントゲンで石灰化の確認ができる
変形性肩関節症 軟骨のすり減りによる関節の変形。長年の使いすぎ・過去の骨折・脱臼が原因になることが多い。レントゲンで関節の変化を確認
頸椎症・頸椎椎間板ヘルニア 首の神経の圧迫による肩・腕の痛み。手のしびれ・首を動かすと症状が変わる。肩を動かしても可動域はあまり制限されない
肩鎖関節炎・胸鎖関節炎 鎖骨の関節の炎症。押すと痛む場所が肩の端(鎖骨の端)にある
関節リウマチ 自己免疫疾患による関節炎。両肩に起きやすい。朝のこわばりが強い。血液検査でリウマチ因子・抗CCP抗体を確認

特に腱板断裂は四十肩・五十肩と症状が似ており、区別が難しいことがあります。「肩が上がらない」という訴えで受診された方が実は腱板断裂だったというケースは少なくありません。力が入らない・特定の動作で力が抜けるという場合は、腱板断裂の可能性を念頭に置いた検査が必要です。

当院での検査・治療

検査

検査 目的・内容
問診・触診・可動域検査 いつから・どんな動作で痛むか・夜間痛の有無・可動域の制限の程度を確認。腱板機能のテストも行う
レントゲン検査(X線) 骨の変形・石灰化(石灰沈着性腱板炎)・関節の変化を確認。四十肩・五十肩ではレントゲンに異常が出ないことも多い
血液検査 関節リウマチ・感染症・全身疾患との鑑別が必要な場合に実施

腱板断裂が疑われる場合はMRI検査が必要ですが、当院にはMRI設備がないため、連携する医療機関への紹介状を作成します。

治療

急性期(炎症が強い時期)

  • 痛み止め(NSAIDs・アセトアミノフェン):内服または湿布で炎症と痛みを和らげます
  • 肩関節注射(ステロイド注射):関節内または周囲にステロイドを注射することで、強い炎症を素早く鎮めます。夜間痛が強い方・日常生活に支障が出ている方に特に有効です
  • 安静:痛みが強い時期は無理に動かさず、患部を休ませることが大切です

慢性期・回復期(拘縮を改善する時期)

  • ストレッチ・運動療法:固まった関節を少しずつほぐしていきます。自宅でできるストレッチ方法をご指導します
  • 温める:急性期が落ち着いたら、温めることで血流を促し、関節の柔軟性を取り戻しやすくします(急性期は冷やすほうが適切です)
  • ヒアルロン酸注射:関節の潤滑を助け、動かしやすくする目的で使用することがあります

自宅でできるストレッチ・セルフケア

慢性期・回復期には、自宅でのストレッチが回復を大きく左右します。急性期(痛みが強い時期)は無理に動かさず、痛みが和らいできた段階から少しずつ始めてください。

振り子運動(コッドマン体操)

痛くない方の手をテーブルや椅子の背もたれに置き、体を少し前に傾けます。患側の腕を力を抜いてぶら下げ、前後・左右・ぐるぐると小さく揺らします。重力を利用して肩の関節を少しずつ広げるストレッチで、急性期が落ち着いたら最初に試してほしい運動です。1回1〜2分、1日2〜3回を目安に行います。

タオルを使った肩のストレッチ

タオルを背中の後ろに回し、痛くない方の手で上から、患側の手で下から持ちます。痛くない方の手でタオルをゆっくり引き上げることで、患側の腕を無理なく動かせます。無理に引っ張らず、痛みが出る手前で止めることが大切です。

壁を使った可動域訓練

壁に指先を当て、壁に沿って指を少しずつ上へ這わせていきます。痛みが出始めたところで止め、その位置を毎日少しずつ上げていくことを目標にします。毎日続けることで可動域が少しずつ広がってきます。

いずれのストレッチも「痛みが出ない範囲で行う」「無理に動かさない」が基本です。痛みを我慢して強引に動かすと炎症が再燃することがあるため、焦らず継続することが大切です。

受診の流れ

  1. WEB予約、または直接来院
    痛みがつらい場合はWEB予約が便利です。予約なしの当日受診も可能です。
  2. 受付・問診票の記入
    いつから・どちらの肩が・どんな動作で痛むか・夜間痛の有無・過去の肩の外傷や手術歴などをご記入ください。
  3. 医師による診察
    肩の可動域・筋力・圧痛の位置などを確認し、腱板断裂・石灰沈着性腱板炎などとの鑑別を行います。
  4. レントゲン検査
    石灰化・骨の変化・関節の状態を確認します。
  5. 診断・治療・指導
    現在のステージに合った治療(痛み止め・注射・ストレッチ指導など)を行います。自宅でできるケア方法も丁寧にお伝えします。
  6. お会計・帰宅
    日常生活での注意点・次回受診の目安をご説明します。必要に応じて定期的なフォローアップを行います。

よくあるご質問

四十肩・五十肩は放置していても治りますか?
多くの場合は時間とともに自然に回復しますが、半年〜2年以上かかることがあります。放置して関節が固まった状態(拘縮)が強くなると、回復に時間がかかります。適切な治療とリハビリで回復期間を短縮できることが多いため、早めの受診をおすすめします。

注射は痛いですか?何回くらい打つのですか?
注射時に一時的な痛みはありますが、多くの方は「思ったよりも大丈夫だった」とおっしゃいます。打った後2〜3日で痛みが大幅に和らぐ方が多いです。回数は症状の経過を見ながら判断しますが、同じ部位への頻回のステロイド注射は避ける必要があるため、間隔を空けて行います。

温めたほうがいいですか?冷やしたほうがいいですか?
急性期(痛みが強く、熱感がある時期)は冷やすことで炎症を抑えられます。慢性期(痛みが落ち着いて固まってきた時期)は温めることで血流が促進され、ストレッチの効果が出やすくなります。現在どのステージにあるかによって異なりますので、受診時にご相談ください。

反対側の肩にも同じ症状が出ることはありますか?
あります。片側が回復したあと、数年以内に反対側に発症するケースが一定数あります。反対側が痛くなってきたら、また受診してください。

手術が必要なことはありますか?
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)そのものは、手術が必要になるケースはほとんどありません。ただし、腱板断裂が合併している場合や、保存療法で長期間改善がない場合は、専門病院での治療が必要なことがあります。その際は紹介状をお出しします。

何科を受診すればいいですか?
整形外科・内科(かかりつけ医)で相談できます。当院では整形外科の診療も行っており、レントゲン撮影・注射・ストレッチ指導まで対応しています。「どこに行けばいいかわからない」という方もまずご相談ください。

診療時間・アクセス

項目 内容
クリニック名 十条駅ハル内科・皮フ科クリニック
診察時間 月曜日〜日曜日 9:00〜21:00
休診日 なし(不定休)
所在地 〒114-0034 東京都北区上十条2-27-1 J&MALL 1階
電車・徒歩でお越しの方 JR埼京線「十条駅」から徒歩約1〜2分、J&MALL(ジェイトモール)1階
バスでお越しの方 国際興業バス「十条駅」バス停のすぐ目の前
お車でお越しの方 近隣のコインパーキングをご利用ください
お問い合わせ TEL: 03-6698-2509 / 公式LINE: https://lin.ee/DRxcelo

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