ヘルペスとは——原因ウイルスと種類
ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)によって起こる、水ぶくれと痛みを特徴とする感染症です。一度感染するとウイルスが神経に潜伏し、疲労やストレスをきっかけに何度も再発するのが特徴です。当院ではヘルペスの即日検査と抗ウイルス薬による治療に対応しています。
ヘルペスは「出始めの早い段階」で治療を開始するほど早く・軽く治まります。ピリピリ感などの前兆の段階でもお気軽に受診してください。
HSVには1型と2型があり、主に次のような病気を引き起こします。
ヘルペスとは——原因ウイルスと種類
ヘルペスの原因は単純ヘルペスウイルス(HSV)です。HSVには1型と2型があり、主に次のような病気を引き起こします。
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種類 |
主な原因 |
好発部位・特徴 |
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口唇ヘルペス |
主にHSV-1型 |
唇・口の周りに水ぶくれ。日本人の多くが感染歴あり。疲労・風邪・紫外線で再発しやすい |
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性器ヘルペス |
主にHSV-2型(1型もあり) |
性器・おしり周辺に痛みの強い水ぶくれ・びらん。性感染症のひとつで再発を繰り返しやすい |
よく混同される「帯状疱疹」は、水ぼうそうのウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)による別の病気です。帯状疱疹は体の左右どちらか片側に帯状に出るのが特徴で、治療薬の用量・期間も異なります。当院では帯状疱疹の即日検査も可能ですので、迷う場合は受診時にご相談ください。帯状疱疹の症状・治療・後遺症については帯状疱疹のページで詳しく解説しています。
ヘルペスの症状——前兆から治るまで
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経過 |
症状 |
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前兆期(数時間〜1日) |
皮膚のピリピリ・チクチク・かゆみ・ほてり。「いつもの感じ」で再発に気づく方が多い |
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水疱期(2〜3日) |
赤く腫れ、小さな水ぶくれが集まってできる。性器ヘルペスでは強い痛み・排尿時痛を伴うことも |
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びらん・かさぶた期 |
水ぶくれが破れてただれ、その後かさぶたになる |
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治癒(1〜2週間) |
かさぶたが取れて治る。ただしウイルスは神経に潜伏し続ける |
初めて感染したとき(初感染)は、発熱やリンパ節の腫れを伴い症状が強く出ることがあります。特に性器ヘルペスの初感染は痛みが強く、排尿が困難になることもあるため、早めの受診をおすすめします。
再発の誘因——なぜ繰り返すのか
ヘルペスウイルスは一度感染すると神経節に潜伏し、体の抵抗力が落ちたときに再活性化して同じ場所に症状を出します。主な誘因は次のとおりです。
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疲労・寝不足・ストレス
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風邪や発熱(「熱の華」と呼ばれる由来)
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強い紫外線(海・スキーの後など)
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月経前後のホルモン変動
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加齢や免疫力の低下
検査と治療
検査
典型的な症状であれば診察で診断できますが、当院ではヘルペスの即日検査(抗原検査)にも対応しています。帯状疱疹との鑑別が必要な場合や、性器ヘルペスが疑われる場合にも検査で確認できます。
治療——早く始めるほど早く治ります
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治療 |
内容 |
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抗ウイルス薬の内服 |
治療の中心。バラシクロビルなどを通常5日間程度内服。発症から早いほど(目安:48時間以内)効果的 |
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外用薬 |
ごく軽い口唇ヘルペスには抗ウイルス薬の塗り薬を用いることも |
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再発抑制療法 |
年に何度も再発を繰り返す性器ヘルペスの方には、抗ウイルス薬を毎日少量内服して再発自体を抑える治療(保険適用)があります |
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PIT(再発初期治療) |
再発を繰り返す方に、前兆を感じた時点ですぐ服用できるよう薬を事前処方する治療法。ご希望の方はご相談ください |
人にうつさないために
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水ぶくれの中にはウイルスが多く含まれます。患部を触ったら手を洗う
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症状が出ている間は、タオル・食器の共用、キスを避ける(特に乳幼児への接触に注意)
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性器ヘルペスの症状がある間は性交渉を控える。無症状でもウイルスを排出することがあるためコンドームの使用が望ましい
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コンタクトレンズの装着前に患部を触らない(目に感染すると角膜ヘルペスの危険)
皮膚科の関連ページ
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